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蚊をいつも払いのけなければいけないことほど、いら立たしいことはありません。ありがたいことに、キャンプをしているときでも庭でリラックスしているときでも使える、やっかいな蚊を追い払う方法がいくつかあります。

方法 1
方法 1 の 3:

蚊を肌に寄せ付けない

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  1. 蚊取りラケットとは、ハエたたきよりも太い金属かプラスチックでできていて、先端部の弾力ある針金に網が張られているものです。これによって蚊をたたく際のはずみを増幅させられるので、静止している蚊をたたく命中率が劇的に上がります。
    • 蚊取りラケットが無ければ、速く蚊をたたけるように腕を長く伸ばせる道具があれば十分です。雑誌や新聞紙を丸めたもので試してみましょう。
    • 近くにたたけるものが無い場合はどうしたらよいでしょうか。飛んでいる蚊を両手で挟んで潰しましょう。両手を使うと、それぞれの手が生み出す空気と一緒に蚊が反対側の手のひらに押し寄せられるため、片手よりも効果的です。
  2. 蚊を寄せ付けないことが、蚊に刺されないための最善策です。日中は特に、屋外にいるときには、何も身に付けていない肌の表面と衣服の上に虫よけ剤を使います。日焼け止めは、虫よけ剤の前に使いましょう。
    • 虫よけ剤はディート(N,N−ジエチル−m−トルアミド)を30%含むものが最も人気があります。数時間効果が持続し、成人と2か月以上の子どもへの使用が推奨されています。ディート含有用が低いものは効果が持続する時間が短いため、より頻繁に使う必要があります。
    • ピカリジンを15%まで含む虫よけ剤は頻繁に使う必要がありますが、日本でも入手が可能です。ピカリジンは無臭で使い心地が良く、ディートのように可塑化することもありません。研究によると、ピカリジンにはディートと同等の効果があり、月齢2か月の幼児にも使用できるとされています。
    • 月齢2か月よりも幼い子供を蚊から守るためには、虫よけ剤を使うのではなく、ゴムでできている口をしばってすき間ができないように調整ができるタイプの蚊帳を使うのがよいでしょう。
  3. 研究所で化学物質を合成して製造された虫よけ剤の安全性には疑問が呈されてきました。そこで代わりに、天然のものを使ったいくつもある別の方法を使うことができます。シトロネラソウオイル、シナモンオイル、ビーバーオイルは、蚊を寄せ付けない効果があるとされています。天然のものを使った虫よけ剤は、化学物質のものよりも頻繁に塗ったり使ったりする必要があります。
    • レモンユーカリの油は、リペルという名前の製品として売られています。リペルの40%は自然に抽出されたユーカリの油の成分で、香りや使い心地が良く、可塑化特性もありません。これには、ダニを追い払う効果もあります。
    • ティーツリーオイルもまた便利な天然の虫よけ剤です。ティーツリーオイルが含まれる虫よけ剤の既製品を探してみましょう。
    • 蚊よけの効果がある石鹸を使いましょう。
  4. 屋外にいるときには長袖と長ズボンを着用することで、肌が蚊から守られます。肌を覆うことは蚊を寄せ付けないための重要な方法です。
    • 衣服も、ぺルメトリンや他の合法な防虫剤でスプレーを施すとよいでしょう。 ぺルメトリンは肌に直接使用しないようにしましょう。
    • 暑い日に、暗い色の重い衣服を着用することは避けましょう。蚊は温かい身体に惹かれるため、涼しく保つことで蚊に刺されることを防ぐことができます。蚊は黒、青、赤を最も好むとされています。 [1]
    • 蚊の多い季節には、香りをまとうことは避けましょう。蚊は汗に惹きつけられますが、汗をかくことは香水など最も蚊を魅了するものを隠すことにもなり得ます。
  5. 蚊の多い場所で就寝する場合は、蚊帳でベッドやマットレスを覆い、すべての側面が床に付いてすき間ができないようにしましょう。この方法は、蚊の多い地域で窓や扉が開いている場合、蚊に刺されることを真に効果的に防ぐ唯一の方法です。
    • 蚊帳に破損がないことを定期的に確認しましょう。足指の爪が長すぎる場合、就寝中に蚊帳の網に穴を開けてしまうことがあります。
    • 就寝中には、蚊帳に触れないようにしましょう。
    • 蚊に刺されるなどして蚊の存在がわかったら、犬小屋などのペットがいる場所にも蚊帳をかけるようにしましょう。
  6. 網戸を確認し、蚊の侵入を許してしまうような穴や裂け目があれば修理しましょう。シリコンのコーキングや網戸の継ぎ当てで修理が可能です。特に扉の下の部分に、扉のすき間を埋めるための目詰め剤を使いましょう。蚊の侵入を完全に防ぐことは難しいですが、このようにできる方法を実行することが大きな対策になります。
  7. 蚊は夜明け、夕暮れ時、暗闇の時に出回ることが多いので、できる限りこれらの時間帯には室内で過ごしましょう。このような時間帯に外出しなければいけない場合はさらに衣服を重ね、露出している肌を守りましょう。
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方法 2
方法 2 の 3:

庭の蚊よけをする

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  1. 蚊はシトロネラソウオイルに近づきたがりません。身体に付ける以外にも、領地から蚊を追い出すためにできる他の使い方もあります。
    • シトロネラソウのキャンドルまたはたいまつを灯しましょう。空気中の煙が虫よけの働きをするでしょう。
    • ベランダに植木鉢でシトロネラソウを育てましょう。 [2] 使いたいときには小枝を切り取り、肌やベランダの周辺をこすります。香りが蚊を遠ざけるでしょう。
    • シトロネラソウの蚊取り線香を使いましょう。製品の含有成分を確認し、煙の風下に座らないようにしましょう。どの煙にも言えるように、吸い込むと健康に良くない可能性があります。
  2. オイルバーナーを準備し、ろうそくを使って水に垂らした精油を温めます。精油は、レモンユーカリ、ラベンダー、イヌハッカなどのような精油がよいでしょう(数種類の精油を混合したものが好ましい)。ろうそくの熱が油を空気中に蒸発させることで、熱と虫よけ効果のある油の両方が、半径約0.6~1mの蚊のいない空間を作り出します。
  3. 屋外で食事をする場合、近くにある使わない食器に水と洗剤を混ぜたものを満たして置いておくだけで、蚊を退治することができます。蚊は水源に引き寄せられますが、洗剤の泡に捕らえられ溺れます。 [3]
  4. 出入口、窓、ベランダなどに黄色のLEDを設置しましょう。黄色のLED、虫よけライト、ナトリウムランプの光には、蚊が群がりません。 [1]
  5. 蚊が多く生息する地域に住んでいる場合は、屋内だけでなく屋外にも網戸か覆いを設置するとよいでしょう。ベランダなどの外の空間に、ちょうどよい蚊帳やアウトドアカバーを付けましょう。ウォータープルーフのものであれば、雨や雪、その他の虫などが入ってくることも防げます。
  6. 毎日ニンニクを食べて蚊をよけるという方法に効果があるとする科学的研究による証明はありません。 [4] しかし、ニンニクには障壁としての効果があると信じている人もいます。おいしいニンニクの栽培は苦にはならないでしょうが、これだけを害虫対策とすることはやめましょう。
    • 蚊よけのために、家の周りにニンニクを植えましょう。家周り、バルコニーなどの周辺にぐるっと植えて完全なものにしましょう。 [5]
    • 近所のスーパーで手に入れたガーリックパウダーを庭中に撒くことも、蚊をよける方法になるでしょう。中庭やベランダの部分には多めに撒くようにしましょう。ペットがそこで休む場合にも、蚊から刺されるのを防ぎます。 [6]
  7. 熱と二酸化炭素を排出する専用の装置で蚊を寄せ付けて、網や容器、化学物質で効果的に捕らえたり殺したりすることができます。この装置は高価ですが効き目も非常に高いので、庭を蚊のいない空間にしたいのであれば、購入を検討するとよいでしょう。
    • 蚊取り装置は、庭にいるすべての蚊を駆除することはできません。1つの地域には2種類以上の蚊がいることが多く、蚊取り装置は種類によって異なるものが使われるようです。どの蚊取り装置がよく効いたか近所の住人に聞いてみると良いでしょう。 [7]
    • 「ザッパー」という電気害虫駆除装置の使用は避けましょう。高い殺虫効果があることは明らかになりましたが、たいていの場合それに殺された虫は無害なものです。 [8]
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方法 3
方法 3 の 3:

繁殖場所を滅ぼす

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  1. 蚊は水に引き寄せられ、特に溜まっている水を好みます。例えば、古タイヤの溝、道路の水たまり、詰まった排水溝、ろ過されないいけす、空の植木鉢、他にも一度に数日間水を溜められるものであれば何でも蚊の繁殖場所になり得ます。
    • 押しぼうきを使い、小さい水たまりから硬い地面の方に水を押し出しましょう。大きい水たまりの場合には、サイホンポンプを使いましょう。
    • 道の縁石に溜まった水や、排水溝など、自分はどうにもできない水たまりによって蚊が繁殖していると思われる場合は、責任のある公共団体にその旨を説明しましょう。
    • 特定の水源を処理することができない場合は、バチルスチューリンゲンシスイスラエレンシス(BTI)の小粒を水に入れましょう。BTIはバクテリアの一種で、殺幼虫剤として機能します。子供やペットにも無毒なうえ、蚊の幼虫を殺す効果は1か月間持続します。 [9]
  2. 鯉池やプールがあまり使われていない場合、蚊の繁殖場所となってしまう可能性があります。自分のためにも隣人のためにも、きれいな水が流れるように定期的な手入れをしましょう。 [10]
    • 池や水盤の後ろの草木を伐採しましょう。
    • 小鳥の水浴び用水盤や、他の小さな水の溜まる場所がある場合は、水を頻繁に交換するか水面を波立たせ、蚊がそこで卵を産まないようにしましょう。
    • プールには適切な薬剤を使い、蚊が生息できないようにしましょう。
  3. 芝生や低木が生い茂りすぎると、蚊の隠れ場所や繁殖場所となってしまいます。定期的に芝生を刈り、低木や他の草木にはヘッジトリマーを使って手入れをしましょう。
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ポイント

  • ラベンダーとそのオイルは、蚊をよける効果があります。
  • 蚊に刺されたらかゆみを止めるために歯磨き粉を塗りましょう。たいていの場合すぐに効きます。
  • シトロネラソウを身に付けましょう。
  • ニンニクを茹でた汁をスプレーボトルに入れ、使いたいときにスプレーしましょう。
  • 質の悪い蚊の多い地域に住んでいるまたは旅行をする場合は、蚊帳の購入を検討しましょう。
  • 乾燥機用柔軟剤シートは(こすりつけても吊るしても)効果がなく、蚊に刺される数に影響を与えないことがいくつもの研究で明らかにされました。
  • 蚊帳は手入れの有無に関わらず、仕切り部分のところで蚊を止める役割を果たし、人間との接触を妨げることになります。
  • 虫を仕留めようとして、水を入れた透明のビニール袋の口を少しだけ開けた状態で吊るしておいても、ハエのみに効果があり、蚊や蜂、スズメバチ、這って歩く昆虫や爬虫類には効きません。
  • 刺されたらレモン果汁を塗りましょう。
  • ぺルメトリンを含む製品を、壁や天井などにスプレーで噴射しましょう。蚊がスプレーの施された場所に触れると、間もなく息絶えます。
  • 蚊を寄せ付けないように、バジルを買って使いましょう。アウトドアテーブルの上やテラス、床やベランダに設置すると、蚊はバジルのにおいを嫌うので近づかないでしょう。
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注意事項

  • まれに蚊は、特定のブランドの防虫スプレーに対する免疫を発展させることがあります。
  • たいまつにシトロネラソウのろうそくを灯したりオイルを焚いたりしても、他のろうそくとの効き目の差異は見られないかもしれません。どのろうそくも、排出する熱、湿気、二酸化炭素で蚊を遠ざけます。
  • ビタミンBに蚊に対する効果があるとする仮説は興味深いものの、いかなるビタミンについての効果にも科学的証明はありません。(ビタミンは摂取してもたいての人体に害を与えることはありませんが。)
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