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庭の木が成長しすぎていたり眺めを悪くする、もしくは単に他の植物を植えたい等、庭の木を処理する理由はたくさんあります。プロに頼んで木を処理してもらうと費用が高額になることも多いでしょう。しかし、プロの手を借りずに厄介な木を枯らして処理する方法はたくさんあります。

方法 1
方法 1 の 3:

巻き枯らしを行う

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  1. 巻き枯らしは根と樹冠の間の樹液の流れを妨げて木を枯らす方法です。除草剤を使用して早く枯らすこともできますが、必ずしも必要ではありません。巻き枯らしは、化学薬品や除草剤を使用せずに木を枯らす一番簡単で一般的な方法ですが、木が枯れるまでに何ヶ月もかかります。まずは剥がれかかった樹皮を取り除いて、幹を露出させやすい状態にしましょう。 [1] 幅約10~13センチの帯状の樹皮を取り除きましょう。
    • 巻き枯らしの高さはどこでも構いませんが、幹に切り込みを入れる作業をするのに楽な高さが良いでしょう。
  2. 切り込みを入れる方法はたくさんあります。チェーンソー、斧や手斧、また樹皮が薄い木には木工用彫刻刀を使用しても良いでしょう。 [2] 保護眼鏡を着用する等、切り込みを入れる際の安全対策をしっかり行いましょう。
  3. 必要な切り込みの深さは木の太さによりますが、非常に細い木には1.5センチほど、大きくて頑丈な木には2.5~4センチほどの深さの切り込みを入れましょう。木の周りを移動しながら、できるだけ水平に帯状の切り込みを入れて樹皮を剥ぎましょう。
  4. 効果的に巻き枯らしを行うには帯状の切り込みが2つ必要です。2つ目は約5~10センチ間隔を開けて切り込みを入れましょう。深さは1つ目のものと同じで良いでしょう。
    • 斧や手斧を使用する場合、水平に切るのは難しいため、木に溝を作るように切り込みを入れると良いでしょう。斧を下向きに入れてカットしたら、次に上向きに入れてカットし、切り口が真ん中で合って溝ができるようにします。小さい木なら、木の外周に約5センチ幅、大きな木には約15~20センチ幅の溝を作りましょう。2つ目の溝を作る際は、深さを1つ目に揃えましょう。
  5. 除草剤を使用する方法を選択する場合、切り込みを入れた箇所が乾燥して固くなる前に、切り込みを入れて5~10分以内に切り込みに除草剤を塗布しましょう。 [3] 巻き枯らしに除草剤を加えると早ければ6週間ほどで木が枯れますが、薬品を使用しない方法では枯れるまでに何ヶ月もかかります。 [4]
    • 効果的な市販の除草剤として、グリホサート(ラウンドアップ等)やトリクロピル(ザイトロンアミン液剤等)が挙げられます。 [5]
    • 購入したブランドの使用方法に従い、適切に除草剤を希釈して、スプレーボトルを使用して切り込みにスプレーしましょう。 [6]
    • 巻き枯らしの切り込みに素早くスプレーできるように、除草剤は必ず事前に希釈しておきましょう。
    • 除草剤を希釈また使用する前に商品ラベルをしっかりと読みましょう。
    • 除草剤を扱う際は、目の防護具、長袖、長ズボン、手袋、足先までカバーできる靴を着用しましょう。
  6. ここまでくると、木の樹液の流れを阻害している状態で、除草剤が根系に回っているかもしれません。あとは木が枯れるまで待ちましょう。
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方法 2
方法 2 の 3:

切り込みに除草剤を塗布する

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  1. 除草剤を使用して木を枯らす予定なら、切り込みに除草剤を塗布する方法で巻き枯らしよりも容易に、そして同等の効果を得ることができます。木の外周を帯状に切る必要はなく、正確に切り込みを入れて除草剤を塗布する方法です。まずは、斧や手斧を用意しましょう。 [7]
  2. 切り込みに除草剤を塗布する方法は巻き枯らしよりも切る作業は減りますが、同様の除草剤を使用します。商品ラベルをしっかり読んで、使用方法や用量を確認しましょう。切り込みを入れる前に、スプレーボトルで除草剤を希釈しましょう。
    • 効果的な市販の除草剤として、グリホサート(ラウンドアップ等)やトリクロピル(ザイトロンアミン液剤等)が挙げられます。 [8]
    • 除草剤を扱う際は、防護服、目の防護具、長袖、手袋を着用しましょう。
  3. 斧や手斧で5センチほどの長さの切り込みを下方向に入れます。明るい色をした辺材に届くまで深く切れ込みを入れ、除草剤を効果的に導入できるようにしましょう。
  4. 切り込みを入れたら、斧や手斧の頭を完全に引き抜くのではなく、切り込みの端を開くようにに引きましょう。除草剤を斧の刃の辺りに吹き付け、切り込んだ辺材の深いところまでしみ込ませます。 [9]
    • 切り込みを入れた柔らかい部分が乾燥して固くなる前に、直ちに除草剤をスプレーしましょう。
    • 購入した商品の使用方法をよく読み、切り込みに使用する除草剤の量を確認しましょう。
    • 複数の木を処理する場合、専用の噴射注入器を使用しても良いでしょう。
  5. 除草剤のラベルには、木の外周に基づいた必要な切り込みの数が指示されています。ほとんどの場合、切り込みの端から端まで2.5~7.5センチ間隔で、追加の切り込みが必要です。
  6. 除草剤の説明書に従い、各切込みに同量ずつ除草剤を追加していきます。噴射注入器や斧や手斧の平らな面を利用して、それぞれに除草剤がしっかりと染み渡るようにスプレーしましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:

木を切り倒して切り株を処理する

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  1. 木をそのままにしておく他の方法とは違い、木を切り倒すため、眺めを遮ったり他の理由で木を直ちに取り除きたい場合に最適な方法です。木を切り倒すことに際して、まずはチェーンソーの扱いについての安全策を取り、木が倒れる場所を確保しましょう。
  2. 除草剤を使用した他の方法と同様に、木を切った後に直ちにグリホサートやトリクロピルを塗布します。木を切り倒す前に除草剤のラベルをよく読んで、スプレーボトルで希釈しましょう。
    • 除草剤を扱う際は、保護眼鏡、手袋、長袖を着用しましょう。
  3. 小さい木は倒れる範囲が小さく作業が楽ですが、大きな木を切り倒す際はより注意が必要です。より安全に木を切り倒すために、インターネット等で情報収集すると良いでしょう。
    • 木が大きい場合、プロに依頼して伐採してもらう方が良いかもしれません。
  4. 木を切り倒すだけでは、根系を枯らすことにはならないという事を知っている人は少ないでしょう。根系は新しい芽を出すように働きかけます。切り株の露出した辺材に除草剤を塗布することで、根系を処理します。 [10]
    • 木が小さい場合、切り株の切り口全体に除草剤を塗布すればよいですが、大きな木となると中央の固くなった部分に除草剤がしみ込まないため、明るい色をした辺材の一番外側の年輪に除草剤を輪上に塗布すると良いでしょう。 [11]
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ポイント

  • 枯れた根系が弱ってくると、木は倒れやすくなります。成長しすぎた根系をそのままにしておいて気にならない場合でも、安全のために木を切り倒した方が良いでしょう。
  • 枝を切って木を枯らす等その他の方法でも木を切り倒す方法と同等の効果があり、切り株を適切に処理する必要もありません。つまり、根系が新しい芽を作り出すという事です。
  • 切り株を処理したり、木が枯れた後に切り倒す際には、安全策として切り株を取り除く必要があります。切り株を取り除く際は「 切り株を処理する方法 」を参照すると良いでしょう。
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