脳は体の中でも描くのがもっとも楽しい部分です。曲がりくねった線や丸い形を作れば、ごく簡単に描くことができます。もっと複雑なことに挑戦したければ、脳幹や小脳のような細かな部分も描き加えてみましょう。漫画風の脳でも、精密でリアルな脳でも、描き終えたら色を塗ったり、各部位の名称を付け加えても良いでしょう。
ステップ
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大きな豆の形を描いて輪郭を作ります。 鉛筆でインゲン豆の形を描きましょう。脳の輪郭は自分の好きなサイズでかまいません。インゲン豆を描く際は、円形の下にくぼみをつけるようにします。
- お好みであれば卵形にしてもかまいませんが、その場合、端よりも中央が目に見えて広くなるようにします。
情報: 間違っても消しやすいので、スケッチの際は鉛筆を使いましょう。
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下から中心に向かって、半円になるように曲線を描きます。 脳の部位を強調するため、輪郭の下のくぼみの辺りに鉛筆を置き、ちょうど渦巻きを描くように中心へ向かって半円を描きます。
- これは簡単な漫画風なので、脳がリアルに見える必要はありません。
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脳の中に2、3本の曲がりくねった線を描きます。 ご存知のように脳は多くのしわが入ったような形をしており、そのしわが脳全体に行き渡っています。波状の線を輪郭から先ほどの半円に向かって描くか、あるいは脳の反対側に接するように描きましょう。
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互いにくっつかないよう小さな曲線をたくさん描き入れます。 全体にこの曲線を描けば、脳のしわが出来上がります。曲線が互いにくっついている必要はないので、大きさや長さを色々と変えるようにしましょう。
- 曲線は輪郭とくっつくように描いても、離して描いてもかまいません。
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立体感を出すために輪郭を厚くします。 よりくっきりとさせ、きれいなカーブを作るために、輪郭の上から線を塗り重ねます。しっかりと際立たせるために、いくつか曲がりくねった線を描き加えても良いでしょう。
- 平面的に見せたいのであれば、このステップは飛ばしても良いでしょう。
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下側が突き出るようにして、横向きに卵形を描きます。 描きたいと思う大きさで卵形を軽くスケッチしましょう。脳の丸い部分を作るために上方の中央部分が曲線を描くようにします。下側を描く際は、中央の辺りが突き出るようにします。その突き出た部分は、全体の3分の1くらいの大きさにしましょう。
- 間違いを直したり、後でペンで重ね塗りをするために、鉛筆の線は軽く描くようにしましょう。
情報: 描きにくければ、卵形を横向きに描いたあと、下側のラインの3分の1くらいの大きさの円を描いてもよいでしょう。その円を輪郭の下側に描き、円の線と輪郭がつながるように線を描き加えます。それから、円の余計な部分を消しましょう。
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輪郭の上部に幅の狭い線を描き加えましょう。 これによって立体感が出ます。卵形の先端から始め、輪郭の上の方に曲線を描きましょう。もっとも広い部分でも、輪郭から 1cm以上広くならないようにします。
- 立体感を出したくなければ、このステップを飛ばしても良いでしょう。
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下の出っ張りの辺りでCの形になるよう曲線を描きます。 基本的な輪郭は描き終えたので、今度は脳の各部位を分ける線を描き加えましょう。輪郭の下側に位置を定め、出っ張りと噛み合うようにCを描き始め、その曲線を中心の方まで伸ばしましょう。
- 出っ張りの部分が側頭葉にあたります。
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輪郭から今作った線の方へ向かって曲線を描きます。 次の部位を作るために、元の輪郭の上部から軽く線を引きます。その線をわずかにカーブさせ、先ほど作った線につながるようにします。
- 今区切った部分は前頭葉にあたります。
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各部位に渡って2、3本の長い曲線を描きます。 軽いタッチで各部位を作る線を描きましょう。その際個々の部位の形に似せるようにします。例えば、前頭葉は脳に引いた線に向かって弧を上に描くようにしますが、後ろや下の部分は底に向かって下がるようにします。
- 脳のしわが作りやすいように、この薄い線をガイドラインとして使いましょう。
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しわに見えるように半月形の線を描き加えます。 曲線を消さずに、線に沿って半月形を作ります。脳がでこぼこして見えるよう線は色々な方向に描きましょう。この際脳の独特の構造が浮かび上がるようにします。
- 脳の上に作った狭い部分も忘れないようにします。脳がでこぼこして見えるよう、そこに小さな曲線を描き加えます。
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脳幹を描き、脳の底に水平になるように半円を描き加えます。 脳幹(延髄)を作るために、脳の中心の底の部分から管状の線が伸びるようにします。これは好きなだけ伸ばしても構いません。それから、脳幹のすぐ右側に半円を描きます。この半円は脳の端の方まで届くようにします。 [1] X 出典文献
- 小脳をより精密に描くために、細い水平な線を描き込んでも良いでしょう。よりリアルに見えるように線を少々波打たせましょう。
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クレヨンかマーカー、色鉛筆を使って、色を塗ります。 一色の色で陰影をつけて奥行きを出すか、各部位を強調するために複数の色で色分けをしても良いでしょう。
- 脳の部位に名称をつけたいなら、5~6色を使いましょう。色分けをすれば各部位が際立って見えます。
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解剖学の資料として利用したければ、脳の部位に名称をつけましょう。 授業で脳の研究をしているのであれば、脳を描いて名称をつけることは良い勉強になります。以下の部位に名称をつける際は教科書を参照しましょう。
- 前頭葉
- 頭頂葉
- 側頭葉
- 後頭葉
- 延髄
- 小脳
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ポイント
- 脳を描くのが難しく感じるなら、ごく簡単な卵形を描いて、その中全体に曲線やしわを描き込んでみましょう。自信がついたら、より精細に描いてみると良いでしょう。
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必要なもの
- 鉛筆かペン
- 消しゴム
- 紙
- 任意で色鉛筆やマーカーなど
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