この記事ではMacを強制終了する方法を紹介します。強制終了はマウスを使わず簡単に電源を切る方法ではありますが、通常はMacがフリーズしたり正常に動作しなくなったりしたときに、強制的にシステムを終了させるためのものです。強制終了後もMacに問題がある場合は、トラブルシューティングで問題解決を試みましょう。
ステップ
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Macの強制終了にともなうリスクを理解する Macを強制終了するときに開いているアプリケーションがあれば、そのアプリケーションも同時に強制終了されるため、保存していないデータは失われます。場合によっては、強制終了によって開いているアプリケーションやインストーラーが破損してしまうこともあります。
- できるだけ安全に行えるよう、Macを強制終了する前にすべてのアプリケーションを終了しましょう。
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Macの「電源ボタン」を見つける ほぼすべてのMacには電源を切るときに押す「電源ボタン」があります。 [1] X 出典文献
- Touch Bar(タッチバー)非搭載のMacBook —「電源ボタン」はキーボードの右上にあります。
- Touch Bar(タッチバー)搭載のMacBook —「電源ボタン」はTouch Barの一番右にあるTouch ID部分です。
- iMac —「電源ボタン」はiMac本体の背面左下にあります。
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「電源ボタン」を長押しする 「電源ボタン」を5秒間押します。
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5秒後「電源ボタン」から指を離す この時点でMacの電源は切れているはずです。
- 「電源ボタン」を押し足りなかった場合は、「シャットダウンダイアログ」にシステム終了確認メッセージが表示されます。
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Macを再起動するまで少し待つ 少し待つことで、再度Macの電源を入れるころにはシステムが完全に終了した状態になっています。広告
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Macの状態を見極める Macがフリーズしてしまい、画面上のメニューを操作したり、カーソルを動かしたりできない状態のときは、2と3のステップは飛ばしましょう。
- 画面上のメニューを操作できる場合は、Macがフリーズする原因となっているアプリケーションを強制終了しましょう。
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アプリケーションを強制終了する 特定のアプリケーションを開くとMacがフリーズしてしまう場合は、そのアプリケーションを次の方法で強制終了します。
- ⌘ Command + ⌥ Option + Esc キーを押して、強制終了のウィンドウを表示させます。
- 強制終了したいアプリケーションを選択します。
- ウィンドウの下にある「強制終了」をクリックします。
- 指示に従い「強制終了」をクリックします。
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作業中のデータを保存する 問題を引き起こすアプリケーションを強制終了できない場合は、他のアプリケーションで作業中のデータをすべて保存しましょう。アプリケーションの画面を一番手前に開いた状態で ⌘ Command + S キーを押すとデータが保存されます。
- Macを強制終了する際、開いているアプリケーションもすべて同時に終了するため、保存されていないデータは消えてしまいます。
- Microsoft Officeスイートに含まれているアプリケーションのように、Macを再起動したときにデータが回復するようバックアップ機能を持つアプリケーションも多くあります。
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Macの「電源ボタン」を見つける ほぼすべてのMacには電源を切るときに押す「電源ボタン」があります。
- Touch Bar(タッチバー)非搭載のMacBook —「電源ボタン」はキーボードの右上にあります。
- Touch Bar(タッチバー)搭載のMacBook —「電源ボタン」はTouch Barの一番右にあるTouch ID部分です。
- iMac —「電源ボタン」はiMac本体の背面左下にあります。
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「電源ボタン」を長押しする 画面が暗くなるまで「電源ボタン」を長押しします。
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画面が暗くなったら、「電源ボタン」から指を離す 画面が暗くなることは、電源が切れたことを意味します。
- Macのシステムが完全に終了するまで、1分間ほどかかる場合があります。Macから動作音が聞こえなくなるのを待ってから、次の作業を行いましょう。
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1分後Macを再起動する Macの電源が完全に切れたら、再起動のために「電源ボタン」を押します。再起動後はフリーズが解消しているはずです。
- 再起動後もMacがフリーズする場合は、 Macのトラブルシューティング を試してみましょう。
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セーフモードを使ってMacを立ち上げる 強制終了してもフリーズが治らない場合は、再起動して電源が入ったらすぐに ⇧ Shift キーを押し、Appleのロゴが表示されたら ⇧ Shift キーから指を離します。これでMacはセーフモードで起動された状態となり、ディスクの検証と修復が行われます。 [2] X 出典文献
- セーフモードで使えないアプリケーションはたくさんあります。セーフモードのまま次の2つのステップを行ってから、通常モードで再起動するとすべて使えるようになります。
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Mac起動時のアプリケーション自動立ち上がりを無効にする セーフモードでは、Macを起動したときに、アプリケーションが自動的に立ち上がることはありません。通常モードで起動したときにアプリケーションが立ち上がるのを防ぐためには、次のステップを行います。
- Appleメニュー を開きます。
- システム環境設定 をクリックし、さらに ユーザとグループ をクリックします。
- 左の枠内からユーザを選びます。
- ログイン項目 タブをクリックします。
- 問題を引き起こすアプリケーションを選びます。
- アプリケーション一覧の下にある - をクリックします。
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問題のあるアプリケーションをアンインストールする Macがフルーズする原因であるアプリケーションが特定できている場合は、それをアンインストール(よければその後再インストール)することで問題が解決します。
- Finderを開きます。
- アプリケーション をクリックします。(または 移動 をクリックし、表示されるリストから アプリケーション を選びます)
- フリーズするアプリケーションを探します。
- 該当のアプリケーションを「ゴミ箱」に入れます。
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ディスクを修復する それでも問題が解決せず、特定のアプリケーションに原因があるわけではなさそうな場合は、次の方法でディスクを修復しましょう。 [3] X 出典文献
- Macを再起動させ、再起動中に ⌘ Command + R キーを長押しします。
- 立ち上がり画面にある ディスクユーティリティ をクリックします。
- 続ける をクリックします。
- 起動ディスクを選んで ディスクを修復 をクリックします。
- 修復作業が終わるのを待ち(少し時間がかかる場合もあります)、Macを再起動します。
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SMC(システム管理コントローラ)をリセットする SMC(システム管理コントローラ)はMacのハードウェアの多くを管理しています。SMCに不具合が生じると、電源ボタンが正常に機能しなかったり、動作が遅くなったりします。これまでに紹介した方法でも問題が解決しない場合は、SMCをリセットしてみましょう。 [4] X 出典文献
- バッテリーが外せないノートブックの場合 —電源を切り、電源コードをコンセントに差し込みます。内蔵キーボード左側の ⇧ Shift + Control + ⌥ Option キーを押しながら、「電源ボタン」を長押しします。しばらくしたらすべてのキーから指を離し、再度「電源ボタン」を押します。
- バッテリーが取り外し可能なノートブックの場合 —システムを終了します。電源コードはコンセントから抜いた状態で バッテリーを外し、「電源ボタン」を5秒間押します。「電源ボタン」から指を離したらバッテリーを再び取り付け、電源コードをコンセントに差し込み、「電源ボタン」を押します。
- デスクトップの場合 —iMacのシステムを終了させ、電源コードをコンセントから抜いた状態にします。15秒間待ち、電源コードを再びコンセントに差し、5秒間待ってから「電源ボタン」を押します。
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ポイント
- ⌥ Option + Control + ⌘ Command キーを押しながら「電源ボタン」を長押しすると、システムが強制終了する前に、開いているすべてのアプリケーションができるだけ正常に終了するよう設計されています。
- カーソルがカラフルなビーチボールのような状態でくるくる回っているときは、問題を引き起こしているタスクの処理が終わるかどうか、数分様子をみてみましょう。ハードドライブからカチカチと音が聞こえてくるのは、なんらかの処理中という意味ですので、処理終了とともに問題も解決するかもしれません [5] X 出典文献 (このような音を立てないSSDソリッドステートドライブ搭載のMacノートブックもあります)。
- Windows用キーボードをMacに接続して使っている場合は、 ⌥ Option キーの代わりに Alt キー、 ⌘ Command キーの代わりにWindowsキーを使いましょう。 [6] X 出典文献
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注意事項
- Macを強制終了すると、保存されていないデータは消えてしまいます。
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出典
このwikiHow記事について
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