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お金を貯めるには、定期預貯金や年金受取講座などを開設して収入の一部を貯金しましょう。今ある借金を全て返済し、新たに借金を作らないようにします。「何歳までにいくら」と目標貯金額と期限を決めましょう。月々の予算を立て、出費は極力必要なものだけに抑えます。家賃、食料、交通費、光熱費などは安価なものを選び出費を全て記録しましょう。株式の知識があれば、株への投資を考えてみるのもいいアイディアです。また、老後のための貯金とは別に緊急時に備えて貯蓄をするのも大切です。常にストイックである必要はありません。時に触れて贅沢を楽しむと気分転換になり貯金への励みにもなります。

パート 1
パート 1 の 3:

自分に責任を持って貯金する

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  1. お金を貯めるコツは「お金を使う機会を作らない」ことです。給料からの自動天引きを利用すると便利です。これは毎月の給料の一部が自動的に年金受取口座か定期預金口座に直接入金されるシステムで、手間がかからずストレスになりません。収入の一部が貯金用口座に自動的に振り込まれるので残ったお金は全て自由に使えます。一方で、貯金は時と共に利息がつき増えていきます。早い時期に貯金を始めると目標貯金額が比較的スムーズに達成できます。
    • 職場の給与支払い担当者に相談して自動天引きを設定しましょう。会社によっては給与支払いを外注している場合もあります。自分の定期預金の口座情報を知らせるだけで、毎月の給与から指定額が自分の口座に直接入金されます。
    • フリーランスの人や給料を現金で受け取っている人は自動天引きが難しいかもしれません。毎月の貯金額を決めて貯蓄用に開設した口座に振り込みましょう。立てた目標は必ず守りましょう。
  2. 場合によっては借金が必要かもしれません。大富豪でない限り現金で家を買うのは非常に困難です。多くの人が住宅ローンを組んで住居を購入します。ただ、借金は無いに越したことはありません。頭金を多めに払うとローンの利息も小さくなりその後の返済が比較的楽になります。
    • ローンが必要な場合は、頭金をできるだけ多く出しましょう。最初に多く払ってしまえば、利息も小さく返済期間も短くなります。
    • 事情は人によって違いますが、借金返済額を税引き前収入の1割に留めるのが理想的で、2割以下に抑えられれば健全だというのが金融機関の見方です。およそ36パーセントが上限だと言われています。 [1]
  3. 目的を見つけると方向性が定まり、貯金への意欲が湧きます。金銭面で難しい決断を下さなければならない時でも自分で責任が取れるように、達成できる範囲内に目標を設定しましょう。家を買う、あるいは自適の生活に入るなど、達成に何年もかかるような大きなスケールの目標を立てたら、進捗状況を定期的にチェックしましょう。時折来た道を振り返って全体像をつかむと努力の道のりが把握でき、またどれくらいの道のりが残っているのかを再確認できます。 
    • 「悠々自適の生活をする」といった大きな目標は達成するのに何年もかかります。達成した頃の金融市場は今とはかなり違っているかもしれません。目標を決める前に将来の金融市場の動向を調査する必要があるでしょう。例えば、今が人生で最も稼げる時期だと仮定しましょう。退職後も今のライフスタイルをキープしたいのであれば、現在の収入の60パーセントから85パーセントが必要だと金融専門家は見ています。 [2]
  4. 現実的かつ大胆に目標の達成期限を設定するとモチベーションが上がります。例えば「2年後に家を買う」という目標を定めて住みたい地域の住宅相場を調べ、頭金のための貯金を始めます。一般的に住宅費用の20パーセントが頭金として必要です。 [3]
    • 住みたい地域の住宅相場が3000万円だとすると今後2年間で少なくとも(30,000,000 × 20%)= 600万円を貯めなければなりません。現在の収入にもよりますが、現実的な数字かどうかを確かめましょう。
    • 達成期限は比較的スケールの小さい目標に設けるのが特に重要です。車の変速装置を変えなければならないが、新しいものが高すぎて買えないという場合に、目標の貯金額と達成期限を決めましょう。厳しいなりにも現実的な期限を設けて貯金に励みましょう。
  5. 野心的な貯金目標を立てて全力を傾けるのは簡単ですが、日々の出費を記録しなければ目標達成は難しいでしょう。貯金の進捗状況を確かめるためにも、月の初めに収入を元に支出の予算立てをしましょう。前もって主要な出費項目にお金を確保しておくと無駄遣いが無くなります。給料をもらったらすぐに出費ごとにお金を割り当てておくと効果的です。
    • 以下は月収が30万円の場合の予算の例です。
      • 家賃と光熱費:10万円
        学生ローン:3万円
        食費:5万円
        インターネット代:7千円
        ガソリン代:1万5千円
        貯金:5万円
        雑費:2万円
        贅沢品:2万8千円
  6. 貯金するには厳しい予算の設定が必要ですが、出費を細かく記録しなければ目標は遠のいてしまいます。毎月項目ごとに出費を記録して合計を出すと自分の「弱点」が見えてきます。予算どおりにお金を使う努力をして習慣化しましょう。出費を1つ1つ記録するには細かい事に注意を払わなければなりません。家賃や借金返済などの大きな出費は把握しやすい一方で、小さな出費は1つ1つに注意を払う努力が必要です。
    • 常に小さなノートを携帯していると便利かもしれません。出費のたびに記録しレシートも取っておく癖をつけましょう。大きな買い物をするための貯金であればなおさらです。できれば、集計表ソフトなどを使うと長い期間出費を把握することができます。
    • 昨今は色々な集計表アプリがあり簡単にスマホにダウンロードできます。無料アプリもありますので、使ってみましょう。
    • 浪費癖がある人は、買い物の度にレシートを取っておきましょう。月末にレシートを分類して項目ごとに合計を出しましょう。不必要なものにかなりのお金を使っている事に気づきショックを受けるかもしれません。
  7. レジで必ずレシートをもらいましょう。オンラインショッピングをする場合は、購入した物がわかるように印刷しましょう。過剰請求されていないか、また買っていない物の支払い請求がないかを確かめましょう。請求間違いはよくありますので注意しましょう。
    • 友達とバーに飲みに行く時などに注意すべき点があります。誰かが気前よくマルガリータを全員に買ってくれるような時、自分のクレジットカードが使われていないかを注意しましょう。後で返してくれると期待して友達に好意的に振る舞うと、金銭的に身動きが取れなくなる場合があります。
    • 便利さから割り勘にするのは避けましょう。自分の食事代が相手の3分の1であったなら、割り勘はフェアではありません。
    • チップを正確に計算できるようにスマホ用アプリをダウンロードしておきましょう。
  8. 定期預金口座に貯蓄されたお金は一定の利息がついて膨らんでいきます。長く口座にあれば利息も増えていきます。貯金は早い段階で始めるのが有利です。たとえ少ない額でも20代で毎月貯金を始めれば、着実に利息がつき将来元金が何倍にもなります。
    • 20代で低賃金の仕事を始め、100万円貯まったとしましょう。そのお金を年利4パーセントの口座に貯金すると、5年後には約20万円増える計算になります。1年早く始めればさらに約5万円多く貯まる計算になります。しかも努力する必要がありません。額はそれほど多くないかもしれませんが、うれしいボーナスです。
  9. 若くてエネルギーに溢れ健康な時、老後の生活はずいぶん遠い未来で考えるに値しないと思うでしょう。年を重ね勢いに陰りが出てくるまで実感が湧かないかもしれません。多額の富を受け継ぐ大富豪の子息でない限り、キャリアを確立したら早いうちに老後の生活について考えましょう。早ければ早いほど安心できます。財政状況は人によって違います。退職後、現在の収入の60パーセントから85パーセントが毎月維持できるように準備をするといいでしょう。
    • 職場で年金について相談してみましょう。国民年金、厚生年金、企業年金といった種類があります。
    • 比較的最近、個人として積立を行う確定拠出年金も登場しました。 [4]
  10. 計画に基づいて継続的に貯金を行い手元に多少自由になるお金ができたとしても、株への投資は慎重に考えましょう。株式投資は即利益が出るわけではなく、ある意味賭けです。投資した金額を失う可能性があることを十分に理解しておきましょう。知識がないまま、長期的な貯蓄の手段として株へ投資するのは危険です。投資をするのであれば、きちんと勉強し知識を得た上で、損失を覚悟して挑戦しましょう。一般的に株への投資に頼らずとも退職後の貯蓄はできます。 [5]
  11. 思うように貯らないとイライラしてしまい、将来への希望を失ってしまう時があるかもしれません。長期的な目標を立てた後で、達成できないのでは、と不安に駆られることもあるでしょう。しかし、どんなに少ない額でも一度始めれば着実に貯まっていきます。早い時期に始めれば早い時期に金銭面での安心感が得られます。
    • 財政面で活路を見いだせない場合には専門家に相談しましょう。専門家はクライアントの金銭的目標の達成をサポートしてくれます。手頃な値段か無料で相談できます。 [6]
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パート 2
パート 2 の 3:

費用を削減する

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  1. 貯金がなかなか進まない場合はまず贅沢品への出費を予算から削ってみましょう。当たり前に買っている物のほとんどが必需品ではありません。贅沢品への費用を削っても生活の質が極端に落ちたり仕事に悪影響を及ぼしたりすることはありません。高燃費車やケーブルテレビなしの生活を想像するのが難しくても、一度それらのない生活を始めてみると以外にも簡単に生活できることに気づくでしょう。次は贅沢品の減らし方の例です。
    • テレビの有料チャンネルやインターネットのサービスパッケージを解約する。
    • 安い電話会社に切り替える。
    • 燃費が良く維持費のあまりかからない車に取り換える。
    • 使っていない電子機器を売る。
    • リサイクルショップなどから洋服や家具を買う。
  2. 家賃は家計の大部分を占めます。家賃を抑えるとかなりの節約ができ、その分を退職後の生活のための貯金に回すなど、合理的な使い方ができます。生活スタイルを変えるのは簡単ではありませんが、予算管理が上手くできていない場合は住宅費用を再確認しましょう。
    • 家賃を払っている場合は、賃料の引き下げを大家に相談してみましょう。大家は一般的に新しい住居人を探すよりも慣れた住居人に長くいて欲しいと思っています。これまでの大家との関係が良好なら家賃の交渉をしてみる価値があるでしょう。ガーデニングや家の修理などと引き換えに家賃を下げてもらう提案をしてみるのもアイディアです。
    • 住宅ローンを払っている場合は、金融業者にローンの借り換えを相談しましょう。きちんとローンを払っていれば交渉が上手くいくかもしれません。借り換えの場合はできるだけ早くローンの支払いが終えるように交渉しましょう。
    • 住宅費の安い地域への引っ越しを考えましょう。 [7]
  3. 食費に必要以上にお金をかけている人がたくさんいます。好きなレストランで豪華な食事を楽しんでいる最中に倹約について考えるのは興ざめかもしれませんが、食べ物に関しては手綱をしっかり締めておかないと歯止めが利かなくなり、大きな出費になる恐れがあります。一般的に食品は、こまめに買うよりもまとめ買いの方が長い目で見ると安く済みます。食費にかなり掛けているようならコストコなど大型の倉庫店の会員になって利用してみましょう。レストランで食事を済ませるのが一番高くつきます。外食をできるだけ控えて家で食べるようにしましょう。
    • 安くて栄養価の高い食品を選びましょう。スーパーでは、加工食品やお惣菜ではなく生鮮食品や果物野菜コーナーを利用しましょう。健康的な食事がいかに安価に済むかがわかります。玄米は腹持ちが良く栄養価が高い食品です。
    • ディスカウントを利用しましょう。チェーン店ではレジの近くにクーポンや割引券などがおいてあります。これらの割引券を大いに利用しましょう。
    • 外食は控えましょう。家で食事を作る方がはるかに安く済みます。定期的に食事を作るようにすると料理の腕もあがり、友達や家族をもてなして喜んでもらえるだけでなく、ロマンチックな出会いも生まれるかもしれません。
    • 財政事情が非常に厳しい場合には地元の無料食堂などを利用しましょう。フードバンクや炊き出し所、ホームレスのための収容施設などでは、困った人たちに無料で食料を提供しています。地域の社会福祉課などを尋ねて情報を入手しましょう。
  4. 水道光熱費を請求されるまま考えずに支払う人がほとんどですが、ちょっとの手間でエネルギーの使用量が減らせ、結果として光熱費を安くできます。簡単にできるので見逃す手はありません。エネルギーの使用量が少なくなれば間接的に大気汚染の防止に貢献でき、環境への負荷も軽減できます。
    • こまめに電気を消しましょう。誰もいない場所に煌々と明かりがついているとしたら電気の無駄です。外出する際は電気を消しましょう。ついつい忘れてしまうなら、ドアに「電気を消す」とメモを貼っておくのもアイディアです。
    • 必要がなければ暖房や冷房を使わないようにしましょう。窓を開けたり扇風機を使ったりして涼みましょう。寒い時には重ね着をしたり毛布をかけたり、あるいはストーブなどを使って暖を取りましょう。
    • 高性能の断熱材を使いましょう。住宅を大幅に改善する余裕がある場合は、古くなった断熱材を新しい物に取り換えましょう。空気が外へ逃げなくなるので長期的には大幅な節約になります。
    • できれば、太陽光パネルに投資してみましょう。自分の未来そして地球の未来にとっても太陽光パネルの投資効果は高いでしょう。初期費用がかかるかもしれませんがソーラー技術は年ごとに改善され値段も安くなります。
  5. 車を持っていると収入の大部分をその維持費にかけなければなりません。運転する頻度によりますが、毎月のガソリン代が何万円にもなるケースがあります。その上、登録料や維持費もかかります。車の代わりに公共の交通機関を使うか歩いたり自転車に乗ったりしてみましょう。お金の節約に繋がるだけでなく、運動不足の解消や毎日の通勤からのストレスの軽減が期待できます。
    • 地元の交通機関を調べましょう。地域によっては公共の交通機関が安く使えます。ほとんどの大都市では、メトロ、地下鉄、路面電車などが走っています。また、中小都市ではバスや電車などが利用できます。
    • 職場が近くにあるなら徒歩または自転車通勤を考えてみましょう。交通費がかからず、新鮮な空気を吸いながらのエクササイズにもなります。
    • 飛行機や電車の席の予約はオンラインで早めに行いましょう。時間と費用が節約でき、「アーリーバード割引プラン」などが使える場合もあります。
    • どうしても車を使う必要があればカープール(相乗り)を検討しましょう。ガソリン代や車の維持費を相乗りのメンバーに共同で負担してもらえます。また通勤中、メンバーとの会話も楽しめます。
  6. 節約のために贅沢を控えなければいけないとしても、楽しみをあきらめる必要はありません。休日の過ごし方を工夫したり趣味などを手頃なものに変えたりすると、節約生活が楽しめます。工夫次第で数百円でも大いに楽しむことができます。
    • 地域のイベント情報などを頻繁にチェックしましょう。最近ではオインラインでイベントを告知する地方自治体がたくさんあります。地方自治体や地域団体が企画するイベントは参加費用があまりかからないものがほとんどで、無料参加が可能な催し物もあります。また無料のアート展を開催したり公園で映画を上映したりする自治体もあり、できる範囲の寄付金を払って出席できる集会などもあります。
    • 読書を楽しみましょう。映画やゲームソフトと比べて本は安く買えます。古本屋を利用すればさらに安い値段で買えます。良い本は人の心を捉え、登場人物の視点から色々な人生を垣間見ることができます。自分1人では決して遭遇することのない新しい世界や価値観を学べます。
    • 友人と一緒にアクティビティを楽しみましょう。お金をかけなくても楽しめるアクティビティは無限にあります。ハイキング、将棋や囲碁などのボードゲーム、古い映画や新しい街の探索、スポーツなどで友人と一緒に楽しみましょう。
  7. 悪い習慣が身に付くと節約生活に悪影響が出ます。最悪のケースは習慣が依存症に繋がり、それなしには生活できなくなってしまいます。さらに、健康にも害を及ぼす恐れもあります。最初から「近づかない、試さない」をモットーに金銭的また身体的害が及ばないように注意しましょう。
    • 禁煙しましょう。喫煙が健康に及ぼす悪影響はよく知られています。喫煙は肺がん、心臓病、脳卒中以外にも様々な疾患の原因にもなります。 [8] また、タバコはお金のかかる嗜好品です。1箱600円を超えるものもあります。 [9]
    • 過度な飲酒を避けましょう。 友人と軽く飲みに出かける程度なら健康に害はありませんが、定期的な深酒は肝疾患や精神機能の障害、体重増加、錯乱状態などの原因になり、最悪の場合は死に至るケースもあります。 [10] 更に、アルコール依存症の看護は金銭的にかなりの負担がかかります。
    • 中毒性のある薬物に手を出してはいけません。ヘロイン、コカイン、メタンフェタミンなどの薬物は依存症を起こします。健康に大きな害を及ぼし、場合によっては死に至るケースもあります。また、アルコールやタバコよりはるかに高価で、カントリーミュージシャンのウェイロン・ジェニングスは、1日に15万円以上を費やしたと言われています。
    • 中毒の克服には専門家の助けが必要です。
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パート 3
パート 3 の 3:

賢くお金を使う

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  1. 食べ物、水、住居、服などそれなしでは生活できない物に最初にお金を費やします。ホームレスになってしまった、あるいは何日も食事をしていないという状況に陥ってしまったら金銭的目標を達成するのは難しいでしょう。まず生活に必要不可欠な物をカバーできるだけのお金を確保し、その後で余裕ができたら他の物への出費を考えましょう。
    • 食べ物、水、住居が必要不可欠ではあっても贅沢する必要はありません。外食の頻度を控えると食費は大幅に減ります。また住宅費の安い地域へ住居を移せば住宅費用も削減できます。
    • 住む場所にもよりますが、住宅費の家計に占める割合は高くなりがちです。住宅費が収入の3分の1を上回らないようにするのが理想的だと専門家は考えています。 [11]
  2. 職を失うなどの不測の事態に備えて、しばらくは生活に困らないように蓄えておきましょう。緊急時に備えての貯金は早めに始めると安心です。できる範囲内でお金を貯めておくと不測の事態が起こっても落ち着いて対処できます。生活必需品を確保した後で、少しずつ貯蓄をしましょう。3か月から6か月間の生活費が貯蓄してあると安心して生活できます。
    • 生活費は地域の財政状況によって異なります。地方なら数ヶ月間生活できる金額でも、東京ではアパートの1か月分の家賃にもならないかもしれません。生活費が高い地域に住むのであれば、緊急時用の貯金額は多く必要になります。
    • 仕事を失ったとしても蓄えがあれば安心なのは元より、緊急時用の貯蓄は長期的に見てもメリットがあります。職を失い次の仕事を探さなければならない場合、緊急資金がないと仕事を選ぶ余裕がなく悪い条件の仕事でも受けざるをえません。一方で、しばらくの間仕事なしに生活できるゆとりがあれば、良い条件の仕事を探し続けることができます。
  3. 借金の返済を怠ると貯蓄に悪影響が出ます。毎月のカードの支払いを最低支払額に留めていると最終的にかなりの支払い額になります。できる範囲内で収入の大部分を借金の返済に充てて早めに完済しましょう。賢いお金の使い方の秘訣は高い利息のローン返済を最優先させることです。
    • 生活必需品が確保でき緊急資金が貯蓄できたら、臨時収入を全てローンの返済に充てましょう。緊急資金がない場合は、臨時収入の一部を毎月のローン返済に充て残りを緊急資金に回しましょう。
    • 1件以上の借金を抱えて身動きがとれないと感じたら、ローンを1つにまとめる方法を調べましょう。すべての債務を低金利のローン1つにまとめられるかもしれません。ただし、まとめられたローンの返済期間は、元の返済期間よりも長くなる可能性があります。
    • 直接の交渉によって貸し手が金利を低くしてくれる場合もあります。貸し手にとって顧客が破産に陥ってしまうのが最大の悩みです。それを回避するためにも、ローン返済を可能にする低金利の要求に応じてくれるかもしれません。
  4. 緊急資金が確保でき借金がほとんど、あるいは全部返済できたら余った資金を定期預金に預けましょう。定期預金への貯蓄は緊急資金とは異なります。緊急事態が発生するまで緊急資金には手を付けませんが、定期預金の資金は車の修理など大きな出費に充てることができます。ただし、定期預金から引き出さないように努力すると資金は着実に増えていきます。20代の内に、毎月の収入の10パーセントから15パーセントを定期預金に預ける習慣をつけることが望ましい、とする専門家は少なくありません。 [12]
    • 収入が入るとすぐに買い物をしたくなるかもしれません。衝動買いを避けるためにも、収入が入ったらすぐに定期預金に預けましょう。収入が7万円で10パーセントを貯金しようと計画したら、7千円をすぐに入金しましょう。毎月きちんと貯金する習慣をつけると無駄遣いが減り、時とともに資金が増大します。
    • 定期預金への入金を自動化すると無駄遣いする機会がなくなり効率的に貯蓄できます。自分の銀行口座を通して、あるいはサードパーティアプリを使って給料の一部を定期預金口座に自動振込みできるかどうかを職場に相談してみましょう。一度設定してしまえば手間をかけずに定期預金口座への入金がきます。
  5. 毎月の積立が順調に進んでいき手元に自由になるお金ができたら、生活の質を向上させる物、あるいは生産性や収益の改善に繋がる物にお金を費やしてみましょう。食べ物や水、住宅のように必要不可欠な物ではなく長期的に見て大きな節約に繋がる賢い買い物をしましょう。
    • たとえば、人間工学に基づいた椅子は仕事に便利に使えるとしても絶対不可欠ではありません。しかし、腰痛が軽減し仕事に集中できる分、生産性も上がるでしょう。また腰痛が大きな疾病に繋がる恐れも低くなり、医療費の軽減になるかもしれません。古くて使い勝手の悪くなった給湯器の買い替えを考えてみてもいいでしょう。古い給湯器でもしばらくの間は凌げたとしても、買い替えれば修理する頻度が激減し長期的に見れば大きな節約になります。
    • また、通勤に使う公共交通機関の定期券を1年分購入すると通勤代が安くなります。仕事の能率アップに役立つ道具に投資すると仕事がしやすくなるでしょう。両手がふさがっている時に便利な電話のヘッドセットや姿勢改善用矯正グッズなどがあると便利です。
  6. 節約生活だからと全てを切り詰める必要はありません。ローン返済が終わり、緊急資金が確保でき、長期的に見て節約に繋がる物にも投資できた上で手元に少し資金が残ったら、自分のためにお金を使いましょう。日頃一生懸命仕事をしているのであれば、体力回復のために、あるいはちょっとした贅沢品にお金を使って自分へのご褒美とするのもいいかもしれません。また頑張って仕事をしよう、と意欲が湧くでしょう。たまには贅沢をして健全な財政運営を自ら祝うのも悪くありません。
    • メリットをもたらさない贅沢品やサービスもあります。例えば、単に超豪華なレストランでの食事や長期休暇、ケーブルテレビや高価な機器などは、目標を持って質素に送っている節約生活に本質的には良い影響をもたらしません。
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ポイント

  • 持ち物を大切に扱いましょう。買い替えの頻度が低くなります。また完全に必要になるまで買い替えないようにしましょう。電動歯ブラシのモーターが壊れたとしても歯ブラシとして機能しないわけではありません。買い替えが必要になるまでそのまま使い続けましょう。新しい物を買う時は保証書を確認しましょう。
  • 買い物はお札を使い、残ったお釣りを貯金するようにしましょう。お釣りやコインは、一見はした金に見えても缶やビンに貯金していくとどんどん貯まります。銀行によっては小銭を無料で数えるサービスもあります。数え終わった小銭を口座に振り込んでもらうと、すぐに使おうという気持ちが起こらなくなるでしょう。
  • 臨時収入があったら、全額あるいは半分以上貯金しましょう。定期的な貯金はそのまま続けましょう。目標の貯金額が早く達成できます。
  • 食料や住居所、電化製品などを他の人に貸してあげましょう。親しい友達同士であれば友達のための親切はやがて自分に戻ってきます。全員にメリットがあります。
  • 小さな事に楽しみを見出しましょう。米国での大恐慌時、人々は贅沢をせずに色々な楽しみ方を工夫しました。小さな子供達は箱で作った車でレースを楽しみ、ティーンエージャーはダンスコンテストを開催したり、モノポリーゲームやパズル、読書やラジオを聴いたりして楽しみました。また、哲学を論じ合ったり一緒に祈ったりもしました。ポーカー、ダンス、楽器を楽しみ、キルトでユニークな枕を作って遊んだりもしました。多少の想像性を働かせ創意工夫を凝らして当時の子供達は色々な楽しみ方を見つけました。私たちにもできるはずです。
  • 肯定的に断言しましょう。「借金は作らない」と、それが自分の習性になるまで何度も繰り返し言い続けましょう。
  • クレジットカードを処分する勇気がない場合は凍らせてしまいましょう。容器に水を浸してカードを入れ冷凍庫にしまいましょう。使いたくなっても解けるまで待たなければならず、そうしている間に本当に買う必要があるかを冷静に考えることができ、使わずに済むかもしれません。
  • 毎月決まった額の収入がある場合は、予算立てが月日の経過とともに簡単になります。収入が変則的な場合は次回の収入の予定が立たないので出費が計画しにくいかもしれません。出費の項目を重要性の高い順に並べて最も重要な項目から出費するようにしましょう。
  • 支出は多めに、収入は少な目に見積もりましょう。
  • 収入の額に関わらず、少しの額でも貯金しましょう。どんなに少ない額でも一度貯金をはじめと習慣化されます。1ヶ月に500円でも貯金してみましょう。思っているよりも少ないお金で生活できることがわかるでしょう。
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注意事項

  • 一週間一生懸命仕事をしたら「自分はよくやった!」 と多少の贅沢を自分に許したくなるかもしれません。しかしその買い物は自分へのプレゼントではありません。お金を払って物を得る物々交換にすぎないことを肝に命じましょう。「自分は頑張ったのだから、これを買う権利がある。いや、その前に買う余裕があるだろうか。買えないな。でも、自分が価値ある人間であることには変わらない。そうだ。どんなに高い目標でも自分はその目標に見合う価値ある人間だ」と自分に言い聞かせましょう。
  • ウィンドウショッピングに出かけるのは避けましょう。衝動買いをして後悔するかもしれません。事前に買い物リストを作って買い物に出かけるようにしましょう。
  • 失敗しても自分を責めてはいけません。次回の給料から気を付けて貯金と節約に励みましょう。
  • 究極の財政難に陥っていない限り(立ち退き寸前で3人の子どもが飢餓状態など)、健康に害を及ぼすまでの節約をしてはいけません。自分自身と家族やペットの健康のため、予防治療の費用(健康診断6千円、フィラリア予防薬3千円など)は躊躇せずに出しましょう。その出費を惜しむとさらにお金のかかる事態に発展する危険性があります。
  • 付き合っているグループに浪費家がいる場合は、いつも一緒に出かけられない理由を考えておくといいかもしれません。
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このwikiHow記事について

記事のサマリー X

お金を貯めるには、毎月の給与の10~20%を、天引きで貯蓄口座へ直接預け入れましょう。それが難しい場合は、娯楽や贅沢品にお金を使う前に、借金の返済を優先します。また、予算を立てると、使うお金の流れを把握できます。一般的な予算の項目には、住宅費、食費、交通費、娯楽費などがありますが、自分に合った項目を作成しましょう。1か月間の出費を記録してその傾向をつかみ、出費を抑えるために自分のライフスタイルを変更できる項目を探します。例えば、新品の衣類ではなく古着を買う、光熱費を削るために電気や水道の使用を抑える、外食をせず自炊するなどすると出費を抑えられます。「ちりも積もれば山となる」で、ちょっとした選択が大きな効果を生むことを覚えておきましょう。 新たな借金を避けるなど、企業家の共著者からさらに学びたい場合は、記事を読み進めましょう!

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