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爽やかな夏の夜を外で過ごすのは最高の楽しみですが、寄って来る蚊をパチンと叩いているのが自分のみで、周りの友人は何も気になっていない様子だと、楽しい雰囲気も台無しになってしまうでしょう。あなたが周囲の友人たちよりも蚊にとって魅力的な存在なのは、なぜなのでしょう?厄介な蚊を寄せ付けないためにはどうすればよいのでしょうか?この記事では、蚊に好まれる人の特徴や、蚊を寄せ付けないための対策を紹介します。

知っておくべきこと

  • 蚊に狙われないようにするには、白色、クリーム色、黄褐色などの淡色の、長めでゆったりとした服を着ましょう。
  • ディートやイカリジンといった成分が配合された虫よけスプレーを使用し、蚊から身を守りましょう。
  • 良い香りをさせると蚊が寄ってきてしまうため、無香料のボディソープやシャンプーを使用しましょう。
  • 蚊は体からより多くの乳酸、アンモニア、カルボン酸を放出する人に引き寄せられます。また、二酸化炭素をより多く吐き出す人も、蚊にとって魅力的な存在です。
項目 1 の 4:

蚊を寄せ付けない

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  1. 蚊の視力はそれほど良くありませんが、特定の色に惹きつけられると言われています。紺や黒、オレンジや赤といった濃い色は蚊の標的になります。白色、クリーム色、黄褐色などの淡い色の服を着るようにし、蚊を寄せ付けないようにしましょう。 [1]
  2. 蚊に刺されないようにする簡単な方法は、自分と蚊の間にバリアを作ることです。服の上から刺すのは蚊にとって容易ではないため、天候が許す限り、ゆったりとしたトップスやパンツを着るとよいでしょう。 [2]
    • 服の上からでも刺されてしまうため、肌にぴったりと密着するトップスやパンツ(長くて肌を覆うものでも)は避けましょう。
    • ペルメトリンを服にスプレーし、直接 蚊を退治 しましょう。ペルメトリンは殺虫剤の一種で、蚊を寄せ付けません。肌に使用するものではないので、衣服や靴にスプレーする際は手袋を着用しましょう。 [3]
  3. 蚊はフルーティーやフローラルな香りが好きなため、優れた嗅覚を使ってそのような香りをまとう人を探します。蚊が多く発生する時期には、ボディソープやシャンプー、コンディショナー等は香り付きではなく無香料のものを使用しましょう。キャンプに行く際や蚊の多い地域へ旅行する場合は、トラベルサイズの無香料のものを用意して行くとよいでしょう。
    • また、外で過ごすときは、香りのついたローションや香水、コロンなどをつけないようにしましょう。良い香りを放つことはできないかもしれませんが、蚊がたくさん寄ってくるのを防ぐことはできるでしょう。
  4. 当然だと思うかもしれませんが、蚊を寄せ付けないためには、虫よけスプレーを使うのが手っ取り早いでしょう。ディートやピカリジン(イカリジン)が配合された、効果のある虫よけスプレーを腕や脚、その他肌の露出している部分に吹きかけましょう。スプレータイプの虫よけを使いたくなければ、メトフルトリンを拡散するクリップタイプの虫よけを使うとよいでしょう。 [4]
    • 化学物質を含むものは避けたい場合は、シトロネラオイル、ゲラニオールオイル、エッセンシャルオイル(ペパーミント、ラベンダー、ユーカリなど)を使用して自分で虫よけスプレーを作りましょう。
    • 虫よけスプレーの代わりに、シトロネラキャンドルを焚いてもよいでしょう。少々風が入って来る場所で、自分の隣にキャンドルを置いておくと最も効果的です。
    • ニンニクやバナナ、ビタミンBは摂取すると蚊を寄せ付けないとして世間一般に信じられていますが、それを証明する科学的証拠はありません。 [5]
  5. 蚊が多い地域に住んでいるけれど、アウトドアの時間も楽しみたいという場合、バルコニーやベランダを防虫ネットで覆いましょう。屋内で過ごす際に風にあたりたいのなら、窓やドアを開けて、網戸にしておきましょう。そうすれば、あなたがどれほど蚊にとって魅力的な存在であっても、刺されることはないはずです。 [6]
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項目 2 の 4:

何が蚊を引き寄せる?

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  1. 蚊は二酸化炭素を感知するセンサーを持っており、それを利用して近くにいるターゲットを見つけるのです。呼吸時には酸素を吸って二酸化炭素を吐き出しますが、あなたの庭でブーンと音を立てて飛んでいる蚊は、あなたの吐き出した二酸化炭素を感知し、それに引き寄せられて飛んできます。つまり、屋外で呼吸をするだけでも蚊を引き寄せてしまうということです。 [7]
  2. 二酸化炭素を吐き出すだけで蚊は寄ってくるのです。人の体から放たれる乳酸、アンモニア、カルボン酸などのにおいを嗅ぎつけると、蚊はその人の肌にとまり、血を吸います。 [8]
    • 蚊は、汗をかいていて運動している人によく寄ってきます。運動すると汗をかきますが、その汗には乳酸が含まれているからです。 [9]
    • 皮膚に潜む細菌も、蚊を引き寄せるにおいの原因となります。皮膚の細菌は、皮膚腺からの分泌物と相互作用し、乳酸、アンモニア、カルボン酸などの揮発性脂肪酸を生成します。 [10]
  3. 「蚊に刺されやすいのは、あなたの血が甘いからだ」と誰かに言われたことがありますか?それが完全に正しいというわけではありませんが、蚊には好みの血液型があるというのは本当かもしれません。蚊が好む血液型についての研究が進められているものの、研究結果から決定的な証拠は出ていません。 [11]
    • 例えば、蚊はA型、B型、AB型よりもO型の血液の人に群がるという研究結果もあれば、 [12] B型の血液を好むという研究結果もあります。 [13]
    • 蚊は貧血の人(血液中の鉄分が不足している人)にはあまり寄ってきません。しかし、デング熱の流行地域では、貧血状態にあるとデング熱の感染を拡大させる可能性があります。 [14]
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項目 3 の 4:

他の人よりも蚊に刺されやすい人はどんな人?

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  1. 他の人よりも皮膚から多くの乳酸、アンモニア、カルボン酸を放散する人もいますが、これらは蚊にとって魅力的なにおいのもとになります。 [15] さらに、妊娠中や太りすぎの人など、二酸化炭素を多く吐き出す人は、蚊を引き寄せる確率が高いと言えます。 [16]
    • 皮膚表面の乳酸やその他の化学物質の量は、遺伝や体質によって決まります。残念ながら、変えることはできないというわけです。
    • 運動や飲酒をするとより多くの二酸化炭素を吐き出すため、蚊にとってより魅力的な存在となるでしょう。
    • 蚊にとって非常に魅力的なターゲットとなると、虫よけをつけていても刺されるかもしれません。
    • 蚊に刺されて耐性がつく人もいます。蚊に刺されるたびに、体内で作られる抗体の量が減っていきます。これにより、刺されてもかゆみを感じなくなっていくのです。 [17]
項目 4 の 4:

蚊はなぜ刺すのか

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  1. 蚊はオスもメスも生きるために蜜を餌にしていますが、血を吸うのはメスだけです。蚊が卵を成長させるためには、人間や動物の血液に含まれる特定のタンパク質が必要ですが、花の蜜ではそれが得られません。 [18]
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注意事項

  • 虫除けスプレーを使用する前に、「使用上の注意」をよく読みましょう。虫除けスプレーを直接顔にかけてはいけません。また、スプレーが食べ物にかからないようにしましょう。 [19]
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