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頭のどこかで、自分に対して正直でないかもしれないという疑念が生じることはありますか。実際にはそうでないのに、仕事や人間関係は順調であると自分に言い聞かせてはいませんか。もしくは実際に素晴らしい仕事をしているのに、自分を認めることなく「もっと稼がないと」というプレッシャーをかけ続けているかもしれません。どちらの場合であっても、自分に対して誠実でいることができたら、生活技能の向上、困難を乗り越える力、自己を受け入れること、自己を信頼することなどの有益な結果につながります。
ステップ
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心の準備をしましょう。 自己分析は問題解決の方法として有効です。素直な心で行いましょう。自らに正直になると言っても厳しく当たる必要はなく [1] X 出典文献 、自分を恥じたり責めたりする必要もありません。そうではなく、誠実でありながら優しさを保つようにしましょう。
- 自らに対して助言を与えてくれる友人の役割を演じましょう。そうすると、自分にあまり手痛く当たらなくて済むでしょう。
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どのような観点で自己評価を行うのかを定めましょう。 自分に正直になるための最初の一歩なのですから、全ての側面から自己を評価する必要はありません。自分が満足していなくて、かつ変えることができそうなことについて考えましょう [2] X 出典文献 。人生の目標、キャリア、お金のこと、家族のこと、精神、恋愛、などを焦点とするといいでしょう。
- 自分がどのように時間を過ごしているかを検証するのもいいかもしれません。例えば、誰と過ごしているのか、 他の人と過ごしている時間は有意義か、といった質問を問いかけます。
- 自らの選択について考えてみるのもいいでしょう。例えば、将来の目標や食生活、飲酒の習慣、運動の習慣、仕事のやり方などでもいいでしょう。
- 仕事上の立場、誰かの親、誰かの子供、誰かのパートナー、といった自身が務める役割をどのようにこなしているかについて考えることもできます。自らが定める目標と達成度を評価してみましょう。
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勇気を持って行いましょう。 気楽に考えられる事柄から始めて、徐々に気煩わしい課題に取り組んでいくといいでしょう。自分に正直でいる感覚をつかんできたら、あまり考えたくないようなテーマにも挑戦してみましょう [3] X 出典文献 。
- 気安く扱える課題ばかりを選んで自己評価を行わないようにしましょう。考えたくない事柄こそが最も大事な問題かもしれません。
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一人になる時間を作りましょう。 家族より早く、もしくは遅く起きたり、落ち着いて考えることのできる静かな場所を探しましょう。人によっては、洗濯などの単純作業を行っている時や歩きながらの方が何かを深く考えることができるということもあります。自分に適した方法を見つけましょう。広告
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ノートをとりましょう。 思考を言葉で表すことで、より具体的に考えることができます。箇条書きから、散文、漫画、絵、図まで、書きやすい方法でかまいません。書くのが苦手なら、テープレコーダーなどで自身の考えを記録するのも一つの手です。
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具体的かつ徹底的に行いましょう。 あいまいで広範囲な分析よりも、具体的に求める点や改善したい点を挙げるようすると、行動に移すのが容易になります。改善したい点だけ見るのではなく、得たいと思う強みやスキルを明確にしましょう [4] X 出典文献 。
- 例えば「自分はシャイだ」と書く代わりに、「仕事の会議で何か意見がある時は、もっと説得力をもって自分の考えを示せるようにしたい」と書くといいでしょう。
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長所から分析しましょう。 得意なことを挙げてみましょう。 情熱を傾けているものはありますか。 他の人はあなたのどういうところに一目置いているでしょう。 これらのことを書き出したら、この長所をさらに伸ばすにはどうすればいいか、どのように活かすことができるかなどを考えてみましょう。
- 10分ほど集中して次の文章に続く言葉を可能な限り多く考えてみましょう。「私の長所は・・・・・」
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改善したい点を挙げましょう。 気に入らないことはありますか。 うまくいっていないことがありますか。 改善したい点について考えるには、広い視野で物事を見る必要があります。これらをリスト化したら、一つ一つについて変える努力をするか放っておくかを判断しましょう。
- 先ほどと同じように10分ほどかけて、以下の文章を完成させる答えをできるだけ多く挙げてみましょう。「うまくいかないのは・・・・・・という時だ。」
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自分が持つ可能性について考えてみましょう。 可能性には自分の長所を活かすものや、自分をより高めるものがあるでしょう。お金に繋がらないものでもかまわないので、あなた自身の欲求を満たすものや自身を高めるものについて考えてみましょう。
- 例えば、楽器を習うことは金銭的な助けになるわけではありませんが、楽器の演奏から得られる充実感はあなたが持つ可能性と言えるでしょう。
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成功を妨げているものについて考えてみましょう。 先に挙げたチャンスを邪魔するものはなんでしょう。希望の足かせになっているもの、成功を阻害するものなどを挙げてみましょう。 こういった要素は、特定することでより自覚的に扱えるようになり、脅威ではなくなります。
- リスクには自力ではコントロールできないものもありますが、多くは事前に察知できるものや経験から対応を学べるものです。
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声に出して自己分析を行いましょう。 椅子を自分と向かい合わせに置いて、対面に自分が座っていると想像しましょう。自分の中に抱えていることを全て声に出しましょう。自身に関する良い点でも気に入らない点でもかまいません。
- 誰かに話す方が気楽だという人は、特定の相手を思い浮かべても良いでしょう。場合によっては実際に誰かに連絡をして、あなたが言いたいことを聞いてもらうのも選択肢の一つです。
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自身の強み、チャンス、改善したい点として挙げた項目を見直してみましょう。 この段階で、リストにふさわしくない項目やあまり当てはまっているとは思えない項目があったら削除し、逆に何か他に気づいた点があったら追記しましょう。また、特に重要だと思う項目があったら、米印などをつけて目立たせましょう。
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あきらめないことが大事です。 改善したい点について考えるときはあきらめの気持ちや消極的な気分にならないように努めましょう。改善点を特定し、それを実践できたら自分に簡単なご褒美を与えるのもひとつの方法です。また消極的な気持ちになったりあきらめそうなときは、なるべく苦痛を感じずに簡単に改善できる点から注目するようにしましょう [5] X 出典文献 。
- この作業は自分の人間としての価値を計るようなものではなく、理想の自分と実際の自分との違いを特定することが目的です。
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信頼できる友達に自分について聞いてみましょう。 自分を客観的に見るというのは必ずしも容易ではありません。他人の真摯な評価は、自己評価が妥当であるかの指針となります。
- 視野を広く保ちましょう。自分がノーベル平和賞を受賞していないからといって気にしないようにしましょう。 ほとんど誰も受賞していないのですから。あなたはただの生身の人間であり、誰であろうと人間に完璧を期待してはいけません。
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実践プランを作成しましょう。 改善したい点について、向かうべき目標を挙げましょう。目標が大きすぎると思ったら、いくつかの小さな目標に分けましょう。成果は、自分が達成したとき、もしくは達成しつつある時に自覚できるように明確にしましょう [6] X 出典文献 。
- 例えば、体重が自分の問題であると考えるなら、「40Kg減量」といった目標を挙げて、それを達成可能な小さなステップに分割しましょう。なるべく多くの小さなステップに分けて、大きな目標の達成を目指しましょう。例えば、最初の1週間は炭酸飲料や糖分を含んだ飲料を控えるようにします。2週目には、クッキーやドーナツなどの焼き菓子を一切取らないようにして、代わりに健康的なものを食べるようにします。全体的に健康的な食生活に置き換わるまで、段階的な食事制限を続けます。
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進行状況を記録しましょう。 自分の強みや新しい目標を確認しながらリストを更新しましょう。目標を実践したり達成したりした際は、リストからその項目を削除し、別の項目を追加します。つまづいたら、目標達成を阻む障害を特定し、解決方法について考えましょう。
- 例えば、ギャンブル中毒が治らないことで悩んでいたら、どのように克服への努力を行っているかと、いつ失敗したのかを考えてみましょう。もしも他に何もすることがない週末にギャンブルに行ってしまうという問題が特定できたら、週末にもっと予定を入れて自分を忙しくするという対策を取ることができます。
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自分には優しく接し、そして常に広い視野を保ちましょう。 こうした作業の全てを通じ、自分の行動と自分自身を混同しないように気をつけましょう。行動のみで誰かを判断することはできませんし、その人の行動がその人の価値を決めるものでもありません。改善したい点に集中し始めると、自分をどんどん改善しなければいけないと思えてくるかも知れません。改善が必要ない点についても意識するようにしましょう [7] X 出典文献 。
- 例えば、運動量を増やすことを目標において、1カ月以上目標に向かって進むことができたなら、1日は休みにして、ランニングの代わりに映画に行くなどして息を抜きましょう。せっかく達成してきた分を逆戻りして無駄にしないことだけに注意すれば問題ありません。
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ポイント
- リストを作成するときは何も恐れずに全てを書き出すようにしましょう。書き出した項目を、誰にも見せない、破棄する、修正する、単に秘密にしておくといったことは全てあなたの自由です。
- 何から始めていいかわからなかったら、性格診断を行いましょう。 それだけで自分について理解できるということはありませんが、あなたの性質に対する理解を助けることで、何から始めるべきかの見当がつけられるようになります。
- 自分に正直でいるというのは、必ず一人で取り組まなくてはいけないということではありません。
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出典
- ↑ Otis, Gray."Is honesty really the best policy?" The Advocate [American Mental Health Counselors Association] Feb. 2009: 5.Academic OneFile.Web.28 Jan. 2015. http://go.galegroup.com/ps/i.do?id=GALE%7CA202014052&v=2.1&u=nat&it=r&p=AONE&sw=w&asid=ae116481e61eb201ef1b4df8e3b08643
- ↑ https://www.psychologytoday.com/articles/200404/assessing-yourself-honestly
- ↑ https://www.psychologytoday.com/articles/200404/assessing-yourself-honestly
- ↑ https://www.psychologytoday.com/articles/200404/assessing-yourself-honestly
- ↑ https://www.psychologytoday.com/articles/200404/assessing-yourself-honestly
- ↑ https://www.psychologytoday.com/articles/200404/assessing-yourself-honestly
- ↑ https://www.psychologytoday.com/articles/200404/assessing-yourself-honestly
- An online personality test
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