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良い歌の歌詞には魔法のような力があります。共感したり、心に突き刺さったり、感情を揺さぶられたりするのです。歌詞を素晴らしいと感じるとき、実際にはどんな点に魅力を感じているのでしょうか?心にあるメッセージを伝え、聴いた人がその曲とのつながりを感じられるような歌詞を書くにはどうすればよいのでしょう?インスピレーションを得て、完璧な歌詞を書き上げ、メロディーと歌詞を組み合わせる、曲作りのプロセスを一つ一つ学んでいきましょう。基本を押さえれば、インスピレーションが湧いてきた瞬間に、曲を書き始めることができるようになります。

パート 1
パート 1 の 6:

共通の構造を理解する

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  1. AABA形式は、現代のポピュラー音楽で、最も一般的に使われている形式でしょう。専門用語で、Aはヴァース、Bはコーラスと呼ばれます。言い換えれば、ヴァース1・ヴァース2・コーラスときて、最後にヴァース3がくるという構造になっているわけです。より複雑な構造に挑戦する前に、この基本構造を基に歌詞を書いてみましょう。 [1]
  2. 曲はいくつかのパートでできています。曲を作る際には、すべてのタイプのパートを盛り込んでも、まったく盛り込まなくてもどちらでも構いません。すべてソングライター次第です。多くの曲に取り入れられている、標準的なパートの組み合わせというものがあります。多くの曲がどの組み合わせでできているかを理解するために、パートそのものの性質を理解しておきましょう。 [2]
    • イントロ:曲に入っていく冒頭のセクションです。曲の他の部分とは異なった雰囲気になる場合もあれば、速くなったり遅くなったりする場合もあります。また、イントロがない曲もあるでしょう。イントロのない曲もたくさんあるので、必ずしも楽曲に盛り込む必要はありません。 [3]
    • ヴァース:曲のメインとなる部分です。コーラスの50%~2倍ほどの量になっている曲が多いのですが、必ずしもその量である必要はありません。メロディーは同じでも、各ヴァースごとに歌詞は異なるという特徴があります。 [4]
    • コーラス:歌詞とメロディーがともに同じか、ほぼ変更されずに繰り返されるパートです。通常、曲の中で最もキャッチーな部分(フックと呼ばれる)になります。 [5]
    • ブリッジ:ブリッジが盛り込まれた曲もありますが、すべての曲に盛り込まれているわけではありません。曲の他の部分とは全く異なるパートで、通常は2つ目のコーラスの後に入ります。一般的に短く、1~2行の歌詞でできていて、転調のきっかけになる場合もあるでしょう。 [6]
  3. よく使われる曲の構造にはたくさんのパターンがあります。AABB、ABA、AAAA、ABCBA、ABABCB、ABACABAなど、様々な組み合わせに挑戦しましょう。
    • Cは通常ブリッジを意味します。別のところから引用してきたような歌詞で、他のパートとはまったく異なる、(別の曲から一節を抜き出してはめ込んだかのような)独特のパートです。
  4. 自分の能力を試すために、従来の形式から脱却し、標準的な形式にとらわれない曲を書いてみましょう。これまでとは異なるアプローチでの作詞に挑戦することになります。ただし、非常に難易度が高いため、作詞を始めたばかりの段階ではやめておいたほうがよいでしょう。
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パート 2
パート 2 の 6:

インスピレーションを得る

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  1. 途中で止まらずに、頭に浮かんだものを全て書き出し続けるのが、「意識の流れ」を利用した作詞方法です。浮かんでは消えるアイデアの数々を書き留めて覚えておくことができます。何を書いたらよいかが本当にわからない時のアイデア出しにも活用できる手法です。 [7]
    • このエクササイズを毎日行うと、よいブレインストーミングになります。そのうちに、もっとよい歌詞を書けるようにもなるでしょう。
  2. インスピレーションを得るために、歌詞の評判がよい人気の曲をチェックしてみましょう。また、自分の好きな曲を研究し、なぜその曲が好きなのかを考えてみます。どんな要素によってその歌がよいものになっているのか、または悪いものになっているのかを考えることを通して、多くのことを学べるはずです。歌詞でどんなことを伝えているか、どんな言葉を使っているか、韻の踏み方はどうか、歌詞のリズムなど、様々な点に注意して読んでみましょう。
    • 自分がよい曲だと思っていても、他の人の好みには合わない場合もあります。自分が好きだと感じる感覚を大事にしましょう。その感覚こそが大切なものです。
    • 練習のために、好きな曲に違う歌詞をつけてみるのもよいかもしれません。歌詞の中の数行を変更したり、一から全く新しいバージョンの歌詞を書いたりしてみましょう。
  3. 自分の好みの歌詞のタイプを把握し、どんな曲を書きたいかを決めましょう。どんな曲を書くかを決めるのは自分です。信じられないかもしれませんが、あなたはアーティストです。アーティストの一人として、自分なりのやり方で、同業のアーティストや彼らの作品に対する自分の思いを形にしましょう。クラシックなフランク・シナトラではなく、ロック歌手のアヴリル・ラヴィーンの歌のような曲を書きたいと思っているなら、誰にも文句を言われる筋合いはありません。
    • どんな曲を書くか決められない場合は、好きな曲を聴いて、その共通点を探してみましょう。
    • 自分の好きな曲を作ったソングライターが誰か調べましょう。彼らの作品をチェックして、その傾向やスタイルを研究します。
  4. 歌詞がなかなか思い浮かばないという人は、曲作りの練習として既存の詩をアレンジしてみましょう。古い詩(バイロン卿やロバート・バーンズの詩など)は、内容は素晴らしくても現代的とは言えません。こうした詩を現代風にアレンジしてみましょう。シェイクスピアの詩を基にラップの曲を作ったり、E.E.カミングスの詩からフォークソングを作ったりしてみます。技術も向上し、作詞を始める上でよいヒントも得られるはずです。 [8]
  5. 曲を書く上でのスタイルはそれぞれに違います。他の人のように曲を書かなければならないと、悩む必要はありません。曲を書いていく際のアプローチが違っていても全く問題はないのです!感じるままに自由に書く人もいれば、具体的に何かを意図して書いていく人もいます。音楽にはルールや慣例もたくさんありますが、結局のところ、曲作りは創造的な冒険であり、その曲を通して「自分」を表現することが最も重要なことなのです。
    • 曲作りとは芸術であり、自分のスタイルを確立するのは大切なことです。みんなと同じようにやらなければならないと考えるのはやめましょう。
  6. 良い歌詞を生み出せるようになるために、失敗作をノートにひたすら書きましょう。創造のプロセスにおいては、誰もが良い作品を完成させるまでに、多くの失敗作を生み出しているものです。完成するまで、またはもう十分だと思えるまで、できるだけたくさん歌詞を書きましょう。一単語だけでも、一音だけでも、素晴らしい第一歩です。曲作りには時間がかかります。曲はじっくりと育てていきましょう。
    • 作詞は段階を踏んで進めていきます。最初に書いたものが歌詞らしくなくても、気にすることはありません。後から曲として仕上げていきましょう。
    • すべてを書き残しておきましょう。書き留めておいた歌詞の一文をきっかけに、別の何かが生まれるものです。
    • 最初は下手でも構いません。修正して、より良い歌詞に磨き上げましょう。
  7. まずは何か書きましょう。自分の気持ちや周りの世界について、または大切な人や物について書きます。この作業を通して、歌詞にピッタリの言葉が見つかるでしょう。(本当の詩であれ、フレーズの寄せ集めを形にしたものであれ)歌は詩でできています。ただ、必ずしも憂いや怒りをこめる必要もなければ、感情さえもこめる必要はありません。やることリストでさえも、見ようによっては詩的です。
    • ノートに書き残しておいたことが、曲作りの際に強いインスピレーションを与えることがあります。例えば、辛い時期に書いた歌詞には、フラストレーションや絶望、希望がこもっているかもしれません。そうした歌詞に聴き手は共感してくれるでしょう。
    • 誰もが経験する、ライターズ・ブロック(スランプ)に陥ることもあるでしょう。乗り越えるための最善の道は、出来栄えを気にせずに、ただただ紙に言葉を書き連ねることです。
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パート 3
パート 3 の 6:

メロディーを意識して作詞する

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  1. 理科の授業で、質量保存の法則(完全に消滅するものはないという法則)について習ったことがあるでしょう。実は同じことが音楽の場合にも当てはまります。メロディーに合った歌詞を書けるように、楽譜の仕組み(小節・音符・休符など)について学びましょう。大まかにでも、歌詞の音節の数が音と合っていて、リズムが安定しているかを確認できるようになっておいたほうがよいからです(余分な言葉を詰め込むために、極端に曲のテンポが上がらないようにします)。
    • 楽節は水の入った4つのコップのようなものです。そのうちの1つのコップの水の半分を5つ目のコップに注いだとしましょう。水が半分入った2つのコップがある状態になります。そして、最初のコップにはこれ以上水を入れることはできません。これと同じように、どこかで(大抵は間を作って)仕切り直さないと拍子を追加できません。
  2. 作詞を始めたばかりで、かつ独学で学んでいる場合には、メロディーに歌詞をつけるところから始めましょう。歌詞を先に書いて、後からメロディーをつけるよりも簡単です。自分で作曲しても、作曲ができる友人と協力してもよいでしょう。古いフォークソングなど、聴きなれた曲を利用しても構いません(ただし、パブリックドメインの曲を使用するようにしましょう)。
  3. 誰もがマライア・キャリーのような声域を持っているわけではありません。メロディーが浮かんだときには、実際に誰かが歌うことを想定して、現実的な範囲の音を使います。歌い手がその音を出せるとわかっている場合を除いて、音域を2オクターブ以上広げるのはやめておきましょう。
    • 自分が歌うための曲を作る場合は、自分の声域を把握しておく必要があります。まず、喉のウォーミングアップをします。ハミングしながら、声をできるだけ低く落としていきましょう。はっきりとハミングできる一番低い音が声域の下限です。次に、同じ要領でできる限り高くしていきます。3秒間音を出し続けられたら、それが声域の上限の音です。
    • 声域を広げたい場合は、このエクササイズを繰り返しましょう。ただし、毎回少しずつ広げていくようにします。
  4. 歌い手も人間なので、息をする必要があります。曲のあちこちに2〜4拍子ほど余分に加え、歌い手が息つぎをするための短い間を作りましょう。こうした間によって、聴き手が歌詞のメッセージを味わう余韻が生まれるという効果もあります。 [9]
    • アメリカの国歌の中の「For the land of the free」の後、「And the home of the brave」の前にも一旦休むための間があります。これにより、前の数小節での力強い歌唱のあと、歌い手が呼吸を整えることができるのです。
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パート 4
パート 4 の 6:

自分の言葉を見つける

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  1. 「今日、彼女に捨てられて、悲しくて仕方がないんだよ」などという歌詞はよくありません。これでは歌が全く印象に残らず、すぐに忘れられてしまうでしょう。他の優れた文章と同様に、素晴らしい歌詞には感情を動かされるものです。そうした歌詞は、気持ちを直接的に伝えるのではなく、聴く人の感覚に訴えてきます。ただ説明するのではなく、どんな感覚なのかを表現してみましょう。 [10]
    • 「悲しくて仕方ない」は失敗例ですが、ダミアン・ライスの曲『The Animals Were Gone』の「夜、君なしで眠りにつく。もう目覚めないことを願いながら。君がいない目覚めは、空っぽのカップから水を飲むようなものさ」という歌詞は参考になります。
    • ブレインストーミングをしてアイデアを出し、知っている表現の中から選択したり、既存の表現を基に新たに表現を生みだしたりしてもよいでしょう。これはインスピレーションを得るのに最適の方法です。
  2. 誰かの書いた歌詞を読んで、あまりよくない、歌詞が安っぽいと感じたことはありませんか?それは歌詞の中で、韻を踏んでいる箇所が多すぎたり、韻の踏み方が下手だったりするためです。歌詞のすべての文で韻を踏まないようにし、韻を踏む場合も不自然にならないようにしましょう。韻を踏むためだけに、歌詞におかしなフレーズや単語を盛り込むのはよくありません。作詞の際に韻を踏まなければならないという決まりはありませんし、韻を踏んでいる箇所が全くない曲もたくさんあります。
    • 良い例:「あなたはまた実感させてくれる/あなたが笑ってくれるだけで/太陽が昇ってくるの、アーメン!」
    • 悪い例:「猫ちゃんが大好きなの/あの子がどこにいても/しっぽがバットみたいでも/ちょっとぽっちゃりしてきても」
    • もちろん、曲のジャンルによっては事情が変わります。ラップの場合、他のジャンルの曲よりもはるかに多く韻を踏む箇所があるでしょう。ただし、必ず韻を踏まなくてはいけないというわけではありません。あくまでもこのジャンルの様式の一つというだけです。
  3. 韻を踏んだ箇所を際立たせ、安っぽい響きになるのを防ぐために、様々なスタイルを試してみましょう。韻を踏む方法は、学校で教わるようなスタイルだけではありません。アソナンス・ライムやコンソナンス・ライム、パラライム、頭韻法、フォースド・ライムなど、様々なスタイルがあるので調べてみましょう。
    • マックルモアーの『Same Love』では、「lately/daily」「anointed/poisoned」「important/support it」など、アソナンス・ライムやその他のちょっと変わった韻のスタイルが取り入れられています。
  4. 決まり文句を使うのは避けた方がよいでしょう。曲自体が印象に残らなくなる上に、独創性も感じさせません。英語で作詞をする際に、歌の中で(特に何かを懇願する場面で)「someone down on their knees(跪いて)」や(自分自身や歌の登場人物などの行動を指して)「someone is walking down the street(通りを歩いていく)」などのフレーズを使っていたり、「why can't you see(どうしてわからないの)」などのセリフで問いかけていたりする場合は、おそらく最初からやり直した方がよいでしょう。 [11]
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パート 5
パート 5 の 6:

曲を仕上げる

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  1. 全体の印象を確認しましょう。歌は一つの物語になっていますか?何かの宣言か説明になっているのでしょうか。歌詞の内容が行動への呼びかけになっていたり、何らかの方向性を示していたりする場合もあれば、挨拶になっている場合もあります。哲学的または何かを反映しているというパターンもあるでしょう。あるいは特に意味はないという場合もあるかもしれません。また、歌詞にはさまざまなスタイルが盛り込まれているでしょうか。歌詞の他の部分に合うように、単語を移動したり、変えたりしてみましょう。どのように伝えたいか、言いたいことをどの程度盛り込むかについても考えてみます。母音と子音の配置に問題はないでしょうか。一つの文に複数の意味が込められていますか?特定のフレーズが際立っているでしょうか?一定の歌詞や単語を繰り返している部分はありますか?リスナーは初めて曲を聴いた際、最も目立つ部分だけを聴いているものです。
  2. 一度書き上げた歌詞を、書き直してはいけないという決まりはありません。最初に書いた歌詞が気に入っているのなら、そのまま手を加えなくても構いませんが、ほとんどの作詞家は、完璧に仕上げるために曲に合わせて多少書き直しをしています。運が良ければ第一稿で完成しますが、多くの場合、曲の完成までには時間がかかるものです。曲に連続性を持たせるために、歌詞の一文や一節をあちこちに移動させることもあるでしょう。最終的に歌の意味が全く変わってしまう場合もあります。
    • 最初の一行は、聴き手の心を惹きつけるような内容にしましょう。
    • 修正作業を行うことで、もっと良い歌詞を書けるようになります。
  3. 完成した段階で、他の人に試作品を読んでもらうことはとても大切なことです。歌詞を読んだだけでも、リズムが合っていない部分や韻のおかしな部分に気づいて、指摘してくれるかもしれません。音楽に合議制を持ち込むのはよくありませんが、彼らが指摘した点について、自分でも間違っていると感じた場合は修正しましょう! [12]
  4. 自分が作ったものを共有することで、世界はもっと楽しい場所になります。恥ずかしがる必要はありませんし、曲を作ったからといって、コンサートをしなければならないというわけでもありません。ただ、作品を清書したり、レコーディングしたりして、みんなと共有できる形にしておくとよいでしょう。素晴らしい作品を隠さずに発表していきましょう!
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パート 6
パート 6 の 6:

さらにスキルを上げる

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  1. 作曲を学ぶ   作詞はしてきたけれど作曲の経験がないという人は、作曲の方法を学んでみるとよいかもしれません。実は作詞と作曲では全く勝手が違います。作曲にもルールや方法論があるので、それらを参考に作曲を始めてみましょう。
    • 練習を重ねれば、独学でも楽器を演奏できるようになるかもしれません。ただ、教室に通って習ったほうが、正しい奏法やコード進行などもより早く覚えられるでしょう。
    • 作曲できるようになれば、歌詞を書くだけではなく、一曲まるごと自分で作れるようになります。
  2. 楽譜を読めるようになる   必ずしも必要なスキルではありませんが、音楽の基本的な仕組みを理解していると、良い曲を作る能力も格段に上がります。作った曲を他の人に演奏してもらうために、楽譜に書き起こせるようにもなるかもしれません。
  3. 歌唱力を上げる   歌がうまくなれば、作曲の際にメロディーのイメージを掴むのも楽になります。歌唱力を上げることで、驚くほど作曲しやすくなるでしょう。
  4. 基本的な楽器の弾き方を知っておくことは、曲作りにも大いに役立ちます。 ピアノの弾き方 ギターの弾き方 を学んでみましょう。どちらも独学で学ぶことができ、それほど難しくありません。
  5. ギターでオリジナルのメロディーを作曲してみましょう。作曲しながらギターの伴奏に合わせて歌ってみます。最終的に、キーボードやパーカッション、ベースを加えて、曲の完成度を上げていきましょう。
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ポイント

  • 各ステップの内容は参考程度に考えましょう。曲作りには厳密なルールはありません。真の創造性に境界線はないのです。
  • どう聞こえるかを確かめるために、作った歌を声に出して歌ったり、頭の中で歌ったりしてみましょう。
  • 同じ歌詞の繰り返しばかりにならないようにすることも大切ですが、繰り返してはいけないというわけではありません。
  • 未完成の曲も残しておきましょう。ボツにした作品の中からよいヒントを得る場合もあります。未完成の作品がたくさんある場合、それらを組み合わせて曲を作ることもできるでしょう。
  • 曲のアイデアを「くだらない」という理由で却下してはいけません。名曲の多くは、突飛なテーマから生まれているものです。
  • 曲を書くためのノート、またはパソコン内に専用ファイルを用意しておきましょう。考えを整理しやすくなります。
  • 歌詞の裏に何かしらの意味を込めるようにしましょう。
  • 作った歌を誰に聴いてもらいたいかを考えてみましょう。その人たちに伝えたいことは何でしょうか?
  • 何か単語を書き、次にできるだけ多くの同義語を書き出します。ウェブスター事典(英語)などのオンライン事典を利用しましょう。または「その単語」と「同義語」をGoogleで検索してみてもよいでしょう。
  • アイデア思いついたら、忘れないうちにすぐに書き留めておきましょう!鉛筆と紙を常に持ち歩いて、準備しておきます。
  • ラップの歌詞を書いている場合でも、エミネムのようにたくさん韻を踏む必要はありません。そうした作詞をするためにはもっと経験が必要です。ラップの歌詞を書き始めたばかりなら、各行の最後などでいくつか韻を踏むところから始めましょう。ビートとフローにのって歌詞を書けるようになってきたら、より多くの韻を盛り込み、サウンドをより複雑にしていきます。インターナルライム、複数音節の韻なども使いこなせるようになるでしょう。
  • 歌詞の修正・変更はためらわずに行いましょう。響きが悪かったり、違和感があったりする場合は、全く別の角度から見て修正を加えていきましょう。
  • 歌詞を書き上げてからタイトルを考えた方がよいかもしれません。そうすることで、タイトルに合わせた歌詞にしようと考える必要もなくなります。
  • 歌詞には創意工夫を盛り込みましょう。聴いていて楽しい曲の中には、かなりおかしな歌詞が採用されているものもあります。
  • 自分以外の作詞家の記事やインタビューを読みましょう。
  • 最初に曲名を考えて曲作りをして、うまくいくか試してみましょう。
  • 良い曲は最終的に誰かに聴いてもらうことで完成するものです。完成して録音されるまでに、何年も棚にしまわれていた名曲もあります。
  • 最初に詩を書いて、詩の言葉を歌に取り入れることで、スムーズに作詞できる場合もあります。
  • ちょっとした楽節を加えたいけれど、曲にどう取り入れたらよいのかわからないという場合は、ビートやリズム、言葉などで録音しておきましょう。歌詞なら書き留めておくだけでも構いませんが、曲の中でのタイミングなどは、メモではわからないという場合もあります。
  • ルールというわけではありませんが、メロディーで曲の雰囲気(メジャー/マイナーなど)が決まる場合に、その雰囲気に合わせて歌詞を書いても、相反する雰囲気の歌詞を書いても構いません。美しいものに正解不正解はないのです。
  • 手拍子やスナップでビートを刻んでみたり、昔から好きな言葉などを書き出したりすることも、曲作りの参考になるかもしれません。自分の曲にピッタリのテンポが決まったら、それに合う歌詞を書きましょう。何度も繰り返し聴いて、言葉を加えたり削除したりしていきます。気に入っている他の曲を聴いて、それらを参考に曲を書いてみても構いません。適当に歌を歌って、そのランダムなメロディーを曲にしてもよいでしょう。とにかく曲作りを続けることです。学んできたことはすべて作詞に役立ちます。
  • 他の曲と同じメロディーは使わないようにしましょう。
  • アイデアが浮かんだら、自分自身や誰かに対して、声に出して言ってみましょう。韻の踏み方や子音や母音の流れ、歌のリズムの改善につながります。
  • ラジオで流れている曲を聴いて、タイトルと歌詞がどうつながっているか確認してみましょう。
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注意事項

  • 他の人が作った曲を盗作してはいけません。法的なトラブルに発展することもあります。ただし、好きな歌詞や曲のスタイルを真似るだけなら問題はありません。ケイティ・ペリーが好きなら、彼女のようなポップな曲を作ってもよいでしょうし、テイラー・スウィフトが好きなら、ラブソングをたくさん書きましょう。
  • 意図がある場合は別ですが、韻を踏んだ歌詞ばかりにするのはよくありません。韻を踏むという手法は、いくつかのポイントで取り入れれば効果的ですが、多すぎると聴いている人をイライラさせてしまいます。
    • :私の人生はひどいもの、私はひどいと思うもの。私はおばあちゃんのところに猫を置いてきてしまったの。彼女は私の猫を返してくれないの。私は何をしようとしているの?ああ、私はどうしたらいいの?(悪かったとは思っているの)
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必要なもの

  • ギターやピアノなど演奏できる楽器(メロディーをつけるときのために手元に置いておく)
  • 鉛筆またはペン
  • 紙やパソコン(手書きかタイプするかで変わる)
  • スマートフォン(ペンや紙の代わりに)

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