増加率を計算する方法を覚えると、様々な場面で役立ちます。たとえば、テレビで何かの値段が大幅に上がったというニュースを見たとしましょう。増加した金額だけを考えるとびっくりするかもしれませんが、増加率を計算して実際は1%未満だとわかれば安心するでしょう。増加率を計算する方法は、増加分を増加前の数で割るだけなのでとても簡単です。
ステップ
-
増加前の値と増加後の値を書きましょう。 たとえば、自動車保険の保険料が値上がりした場合は、次のように書き出します。
- 値上がり前の保険料が 400ドル だった場合は、これが増加前の値です。
- 値上がり後の保険料が 450ドル の場合は、これが増加後の値です。
-
増加量を求めましょう。 増加後の値から増加前の値を引いて、どれだけ増加したかを求めます。 [1] X 出典文献 この時点では、まだパーセントではなく普通の数値で計算します。
- この例では450ドル-400ドルを計算し、増加量は 50ドル です。
-
この値を増加前の値で割りましょう。 パーセントは、特殊な分数だと考えてみましょう。たとえば「医師の5%」とは、「医師100人のうちの5人」を簡単に表す方法です。増加量を増加前の値で割ると、この2つの値を比較する分数に変えることができます。
- この例では50ドル÷400ドル(50/400)を計算し、答は 0.125 となります。
-
答えに100を掛けましょう。 100を掛けて答えをパーセントで表します。
- この例では0.125×100を計算し、答えは12.5となります。従って、 自動車保険料の増加率は12.5%です 。
広告
-
増加前の値と増加後の値を書きます。 別の例で計算しましょう。1990年の世界人口は5,300,000,000人で、2015年には7,400,000,000人に増えたとします。
- ゼロが多い数の計算をするには、ちょっとしたコツがあります。ゼロの数を数えながら計算するのではなく、 53億 、 74億 と書き直しましょう。
-
増加後の値を増加前の値で割りましょう。 こうすると、増加後の値が増加前の値よりどれだけ大きいかがわかります。 [2] X 出典文献
- 74億÷53億を計算すると、答えは約 1.4 となります。
- 問題の桁数に合わせて、有効数字が2桁になるように端数を四捨五入しています。
-
この値に100を掛けましょう。 こうすると2つの数の比較をパーセントで表すことができます。値が減少したのではなく増加した場合、答えは必ず100より大きくなります。 [3] X 出典文献
- 1.4×100を計算すると、答えは 140 です。つまり、2015年の世界人口は、1990年の世界人口の140%となります。
-
この値から100を引きましょう。 この種の問題において、100%は増加前の値を表します。答えから100を引いて増加率を求めましょう。
- 140%-100%=40%となります。従って、 世界人口の増加率は40%です 。
- この方法の考え方は次の通りです。 増加前の値+増加分=増加後の値 を並べ替え、 増加分=増加後の値―増加前の値 から答えを導きます。
広告
出典
- ↑ http://www.skillsyouneed.com/num/percent-change.html
- ↑ http://www.mathsisfun.com/numbers/percentage-change.html
- ↑ https://www2.le.ac.uk/offices/ld/resources/numerical-data/percentages
- ↑ http://scienceblog.cancerresearchuk.org/2013/03/15/absolute-versus-relative-risk-making-sense-of-media-stories/
- ↑ http://blogs.oregonstate.edu/socialdemography/2014/04/29/whats-difference-growth-rate-percent-change/
このwikiHow記事について
このページは 109,646 回アクセスされました。
広告