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低血圧を引き起こす要因は様々ですが、低血圧で具合が悪くなった場合に、血圧を上昇させる方法はいくつかあります。血圧の上げ方を紹介しましょう。

方法 1
方法 1 の 2:

緊急時

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  1. 頻繁に低血圧症状が起きていれば、慢性の低血圧症かもしれません。患者の容体をしっかり観察します。何か病気によるものですか? 血糖値が下がるタイミングで、何か異変はありませんでしたか? それほど大事ではないかもしれません。まずはリラックスしましょう。 [1]
    • 血圧が危険なほど低くないか見極めます。一般的には、めまい、立ちくらみ、ふらつき、視界のかすみやぼやけ、脱力、疲労、吐き気、寒気、冷や汗、失神、顔面蒼白といった症状があります。 [2]
  2. 血液量が増えると脱水が緩和され、低血圧の症状が解消することがあります。 [3] 電解質を含んだスポーツドリンクは、身体に必要なミネラルを供給できます。こうした飲み物や水を飲むと、脱水症状が防げます。
    • (一時的ではありますが)血圧を上昇させるもう1つの方法は、カフェイン摂取です。カフェインが血圧を上昇させる理由やプロセスは、まだ科学的に解明されていませんが、動脈を広げるホルモンを抑制する、あるいはアドレナリン濃度を上げて、直接的に血圧を上昇させる働きをするのではないかと考えられています。 [4]
  3. 塩分を多量に摂取すれば、血圧が上がります。このような理由から、心臓病患者には低ナトリウム食が勧められています。
    • ナトリウムの(時には過剰な)血圧上昇作用はよく知られています。医者は常日頃、塩分の摂取制限を説いています。塩分の過剰摂取は心不全につながりかねないので、適切な塩分摂取量については、医療専門家と相談しましょう(特に高齢者は要注意です)。 [3]
  4. 足を上げて、できれば、着圧ソックスを履くといいでしょう。着圧ソックスは静脈瘤の治療に使われるストッキングですが、足元に停滞した血液を心臓に向かって押し戻す効果があります。 [3]
  5. 医師の指示を守っていなかったために、問題が発生することがあります。血圧を上げたり下げたりする副作用のある医薬品はたくさんありますが、単独の服用より、組み合わせによって、そうした副作用の影響が大きくなることもあるのです。
  6. 薬を正しく服用する重要性をしっかり認識しましょう。もちろん、過剰な服用は厳禁です!
    • 常用薬に加え、アセトアミノフェンや特定の抗炎症薬、抗うつ薬に血圧を急上昇させる作用があることを覚えておきましょう。これらの薬が手元にあれば、低血圧の症状が出た場合、服用を検討します。 [5]
  7. 健康な人でも、長時間座っていた後に立ち上がろうとすると、一時的な血圧低下を起こすことはよくあります。立ち上がる(特にベッドから起き上がる)前には、まずきちんと座り、それから、ゆっくり立ち上がります。 [6]
    • 血流改善には、定期的な運動が効果的です。慢性的な低血圧の方は、運動の継続と少量の食事を何度かに分けて食べることを心がけましょう。
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方法 2
方法 2 の 2:

さらなる措置

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  1. こうした状況では、医療専門家のアドバイスが極めて重要です。
    • 医師に低血圧の症状を伝えます。患者本人が話せるなら、本人の口から詳しく話してもらいます。
    • 医師の指示に従います。極度に血圧が低い場合は、緊急治療室への搬送も考えられます。
  2. まだ血圧が低い場合は、さらなる手当てが必要になります。血圧の理想値は120/80より少し下です。
  3. 1時間後、患者の様子を再度確認し、血圧を測定し、危険な状況を脱したかどうかの判断をします。 症状はないか? 気分はどうか? 喉が渇いていなくても、引き続き水分を摂取させましょう。
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ポイント

  • 1日中、こまめに水分を摂取することを習慣にします。
  • 低血圧の方は、家庭用の血圧計を購入したほうがよいでしょう。
  • 総合ビタミン剤を摂取することで栄養状況が改善すれば、適切な血圧維持につながります。
  • 慢性的な低血圧症を抱える人には、着圧ストッキングによる血流の改善が効果的です。
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注意事項

  • 低血圧によって、立ちくらみが起きることがあります。また、悪寒や、さらに深刻な場合は、命に係わる循環性ショックに陥ることもあります。
  • 脱水はとても危険な症状です。死に至る可能性があることを認識しましょう。日射病、その他の要因によって脱水状態に陥った場合、とにかく迅速な対応が肝心です。
  • アルコールは体から水分を奪い、機能を低下させるので、摂取を控えます。
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